出久くんが避難していった方向から急いで
こちらへ駆け付けてきてくれていたようだ。
そのまま続きを話そうとすると
目の前に暴風が吹き始めた。
出久くんは立つので精一杯だろうが、
先程の風でもう慣れたので心配はいらない。
暴風の間から人影が見えると思いきや、
見えたのは僕と声が似ていたあの放浪者くん。
僕の声を遮り、
かなり高圧的な態度で名前を呼んできた。
流石の僕も、少し背筋が凍った。
そのまままたどこかへ行ってしまった。
その後検査と治療を受け
数日間休みを貰い家で身体を休めた。
偽物の件は気になるが、
放浪者くんの言っていた「その時」まで
警戒を怠らずその後も過ごした。
続く...??












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!