第8話

街の病
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2024/09/19 03:00 更新
視点:🧣
 みんなねがくんから距離を取る、可哀想な程に。

 そんなねがくんに俺は一歩近付いていった。
 近付けばねがくんが泣きそうな顔をしていて、そんなねがくんに微笑みかけた。

 すると距離を取るグルッペンさん達の前に、ねがくんは武器を置いた。
ねが
俺とグルッペンさんだけが
武器を持っているのは
ねが
まぁもちろん皆さんも
怖いでしょうに…
ねが
こちらは皆さんにお渡しします
 ピストルをぐちつぼが取り、簡易ナイフだけ残される。

 それを俺が拾い上げて、ねがくんに渡す。
ねが
……いいんですか?
らっだぁ
うん、
何も持ってないのは不安でしょ?
 安心した様な笑顔を見せたねがさんは、次にまた口を開いた。

 この場所を自分は知っている、との事だ。
ねが
以前、ここに調査しに来たことが
あるんです
ねが
…そのときの仮拠点があるはず
そっちの方が安全そうですし
ねが
信じて下さるのであれば
着いてきてくれませんか
 調査をしていた時の情報を共有したいらしい。

 俺たちが知っておくべき、大事なこと。
らっだぁ
行こう、霧が濃くなりそうだし
 少し怖がっている様子のぐちつぼも、その意見に同意してくれた。

 グルッペンさんも頷いた。
ねが
こっちです
着いてきてください
 
らっだぁ
街?街なんてあったんだ
 少し歩いて、街のような場所へついた。

 人が何人も倒れていて、なんとも気味が悪い。
Nakamu
人が……どういう事だ
ねが
…この街についての調査だったんです
倒れている人を助けたくて
 教会の裏手にある扉をねがさんが開けた。

 こちらへどうぞ、と扉を押さえる。
ねが
この街の教会の方に
お借りしていた空き部屋です
ねが
結構広いんですよ
らっだぁ
え、ほんとだ~
みんなおいで
 まだまだみんな警戒はしているみたいで。

 だから先導して、俺が入る。
 続いてぐちつぼ、Nakamu、グルッペンさん。

 うん、俺が行けば着いてきてくれる。
らっだぁ
ねがさんが調査に来たの?
部下に行かせたりとかさ
ねが
車を出せば俺の国から
さほど遠くないんです
 古いプロジェクターのようなものと、放置されていたパソコン。

 それをねがさんが操作しながら話していた。
ねが
まだついた……よし
ねが
こちら、俺の国で調べた
研究のデータです
 プロジェクターを通し写し出されたそれを、みんなで見る。

 大量のページと、細かいデータ。
 街で多発したパンデミック。
ねが
我々はこの事について
この街で長く調査していたんです
ねが
人々が眠る、幸夢病について

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