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第4話

一戦目 敗者目線
103
2024/03/29 01:54
チーノside
起きたらベッドの上やった、しかも見覚えのないベット、
どうしたんかと思って飛び起きたら、ショッピがいた、
チーノ
あ!ショッピ、ここ何処や?
ショッピ
チーノもいたんか…俺もここが何処だか分からんし、ここに居る理由も分からんのや、気味が悪いし早く出ようや、
そう言ってショッピは、机の上の武器を指差した、
チーノ
うっわ、本当や武器まみれやね…
俺はその武器の中から、気に入ったハンドガンをポケットに突っ込んでおいた、こんないいもの貰わんのは損やもんな、ショッピが、玄関の方に歩いて行ったから俺は後ろからついて行った
チーノ
なんや?
玄関に着いたら、ショッピが固まったから何があったんかと、覗き見る、
チーノ
『どちらかが死なないと出られない部屋』やって?
扉の上にそう書いてあった、こんなこと書いてあったらそりゃあ固まるな…
ショッピ
は?
ショッピは若干切れたような声を漏らしていた。
俺は、文字を何度も見つめ返しこの後のことを考える、
まず、普通に2人で出れるんだったら「どちらかが」、なんて書かれるわけがない、だから、二人で出る可能性はとても低い、
そして、ショッピから攻撃してくることなんてこの感じだと絶対にないだろう、
ならどうすればいいのか、






煽るんや、


火をつけてやるんだ、


そんなこと考えていると
ショッピ
(ドカッ
チーノ
ショッピ
痛っ、
チーノ
大丈夫か?
チーノ
ドアは壊せそうにないんやな…
俺は、やっぱりショッピは、二人で出ることを諦めてないんやな、と最終確認をした。
やると決めたらもう引き返さん、演技派の俺に任せとけ!!
チーノ
そうかだからこんなに武器があったんやな?
そうすると沈黙が始まる、彼は何を思っとるんやろう、
俺とショッピが内ゲバをするなら今までショッピは負けたことがない
火をつけて本気で戦えばきっとショッピが勝つはずや、
一番お前を分かってるのは俺なんやで?ショッピ















チーノ
やるしかないな、、
さっきポケットにいれたハンドガンをショッピに向けてそう言った。
ショッピ
チーノ?
彼が避けてくれると信じて俺は顔に打った。
もちろん彼は避けてくれたが,彼の綺麗な頬に掠ってしまった。
もう、避けるならしっかり避けてや、
ショッピ
ち、チーノ?
ショッピがびっくりしてこっちを見てきた、そりゃあそうだ
だって彼はここで戦おうとは思ってないはずなんやから、
チーノ
どうしたん?ショッピ、急にそんな青ざめて〜
チーノ
それとも戦闘なしでここを出ようとでも?
ショッピ
でも、
ショッピ
他に方法があるかもやし…
演技はもう始まってるんや、緩んだ心を出しちゃいかん
本気を出さないと勝てないと思い込ますんや、
チーノ
いや〜内ゲバ最近全然やってなかったよな〜最近、平和すぎたもんな〜
チーノ
久々やな〜
ショッピ
…まさかこんなとこで戦うことになるとはな、、、
お、やる気出してきたな、自分も動かないとやられると思えてるんかな…
チーノ
そうやな〜w
相手をそそるための演技か、彼がこの部屋を出るのに近づいた嬉しさか俺はニヤリと笑った。
ショッピ
本当にやるんか?
ショッピが不安そうに聞いてきた。
チーノ
やるに決まってるやろ?
チーノ
そうしないと、ショッピがこの部屋から出れんからな…
もし聞かれていたとしても彼はもう戦いを楽しむ狼や、もう止まらん
チーノ
3、
チーノ
2
チーノ
1
何のために今、動いてるのか、
もちろん
ショッピに生きてもらいたいからや、
ショッピは、真剣な顔で、俺に向かって、斧を振り回した。
避けようとした所でショッピに足を打たれた、
バランスを崩して倒れたら、手をナイフで刺された。
いつもだったら、ゴム弾、ゴムナイフでやられるとこを体で受け止める、
本気を出しているように見せるためナイフを振り回す。
できるだけショッピから離れないように、攻撃を受けるように、
銃弾を受けて、斧で切られて、
最終的に喉を切られた、
チーノ
ガハッ
ショッピ
ビクッ)ち、チーノ…お、俺
ショッピが俺に声をかけてきた。
あぁ、良かった、ショッピが勝ったんやな、
チーノ
..何や?最後の内ゲバ勝ったやん
チーノ
良かったやんか、
チーノ
お前が生きてるだけで嬉しいし、お前に殺させて死ぬんやったら別に嫌でもないしな…
ショッピ
…チーノ
チーノ
俺の分も生きてや、
お前がこの部屋から出れるんやったら何でもいいわ、
おめでとうな、ショッピ、
あなたの負けです、
主
1回戦目 終了しました…
主
次にどのペアがいいとかあったら教えてくださいね、
主
では、バイです。

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