DNside
僕達はスングァニヒョンの家を自分の家かと思うくらいにはくつろげた。
スングァニヒョンのオンマが作ってくれたご馳走は全部平らげて、あとは寝るだけの状態までなった。
あなたはスングァニヒョンのオンマと仲良く話に花を咲かせている。
あなたを休ませるための旅行でもあったから、ちゃんと休めてるみたいで良かった。
心も身体も。
僕達は4人で川の字になって寝た。
こんなにギュウギュウで寝るのなんて、何年前振りだろうか。
そんな懐かしい思い出に浸りながら、僕達はゆっくりと目を閉じた。
隣から音が聞こえる。
なんか動いてる?
そんな違和感で目覚めてしまった、午前2時。
目を開けると、あなたがもぞもぞと布団の中から抜け出して外に出ようとしていた。
僕はあなたを呼んだ。
必死に僕のことを寝かしつけたいあなたを無理矢理僕は押し通して、2人で外に散歩に出かけた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。