第3話

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2025/11/02 00:45 更新












 hsrb
  …?  
 kyng
  ……  




 狼と鬼の子は目を逸らした。



 それに対してシスターとキョンシーは
 頭の中にハテナを浮かべていた。


 血を吸ってもいい奴がいる、と言ったのは狼の
 勝手な行動であり、シスターたちは知らない。





あなた 





 inm
  その前に自己紹介じゃない?  
 inm
  キミの名前は?  


あなた 
  …あなた 名字はわからない  




 少女はあなたと言った。



 キョンシーはそれに続いて自身の名前を伝えた。

 その場の全員が名前を言い終えると、
 叢雲はあなたに質問を投げかけた。





 mrkm
  自分どっから来たん?  
 
あなた 
  どこだろう、わかんない  




 kyng
  何歳? まだガキ?  
 inm
  18くらいじゃない?  
 
あなた 
  わからない  




 身元も年齢も不明。


 小柳は思った。
 とんでもないヤツを拾ってしまった、と。




 hsrb
  まあまあ、そんな難しく考えないで  
 hsrb
  吸血鬼なんですよね?  
俺の血、吸ってみてください


あなた 
  …! いいの……?  
 hsrb
  はい、ぜひ  




 伊波たちは不思議そうな目で見つめた。

 なんでそんなこと言い出したの?
 とコソコソ話が後ろで聞こえた。



あなた 
  ぁん……  







 hsrb
  痛っ…  





 ちうちう……と可愛らしい音が鳴る。


 少女は血が口に運ばれ、満足してすぐに
 口を離した。




あなた 
  う……  








 inm
  えぇ!? 血やばっ…  
 kyng
  お前口…  



 少女の口元には、
 星導の血がベッタリと付着していた。



あなた 
  まずい…人の血じゃないから  
まっっっずい……
 mrkm
  お前血吸うのヘッタクソやな  
あなた 
  別にそんなことない  
 mrkm
  あるやろ 口の周りきったな  
あなた 
  私のこと馬鹿にしたら  
天使と悪魔が黙ってないよ
 mrkm
  天使も悪魔も殺せばいいやん  
 
 inm
  喧嘩すんなって…  
 kyng
  喧嘩のレベルが高すぎる  




 伊波は洗濯していたタオルを持ち出し、
 あなたの口元に着いた血を拭った。

 

 hsrb
  ふふ…しあわせ……  
 kyng
  …気持ち悪  
 
 hsrb
  やっぱり貴方は俺の運命の相手です  
今から籍を入れましょう!♡
 hsrb
  星導あなた…
似合ってますね、かわいい




 mrkm
  コイツどうしたん?  
 inm
  わかんない、気持ち悪いね  




 シスターの話に耳を傾ける輩はいなかった。

 その場にいる全員が、ニタニタとした
 笑顔で喜ぶ星導を見て見ぬフリをした。





 kyng
  吸血下手すぎ  
あなた 
  …だってあんまりやったことない  
 


 言葉が不安定で、見た目とは反し、
 中身は子供らしさが残っている。


 一切変わらない少女の表情を不思議そうに
 見るものは誰1人としていなかった。


 hsrb
  練習したらいいじゃないですか〜  
 hsrb
  ここには4人もいるんだし  
血はた〜っぷりありますよ
 inm
  オレも痛い思いしなきゃなの?  
星導だけでよくね?
 hsrb
  幸せ過ぎて死んじゃいそうなので…  
 inm
  死んだらいいじゃん  



 伊波の高火力に驚く星導と、
 以外にも積極的な叢雲と小柳が居た。

 


 mrkm
  僕も箸の持ち方直してる途中やから  
分かる、直すんムズい 手伝ったるわ
あなた 
  意外と優しいんだね  
 mrkm
  意外とってなんや お前  



 kyng
  聞きたいことはもっとあるけど…  
あなた 
  聞けばいいじゃん、聞きなよ。何?  
 kyng
  こんのガキが……  




 狼さんは頭を捻らせた。
 この人、怒らせたら怖そう。

 でもその時は支配しちゃえばいいから。





 kyng
  さっきの翼生えてるやつ、誰?  
あなた 
  マナ  
 kyng
  名前じゃなくて、何?  
どこのどいつ?
あなた 
  天界に住んでる天使  
 kyng
  どうやって知り合った?  
あなた 
  そんなに気になること?  
私のこと好きじゃん
 kyng
  違ぇよ  



 どうやって…なんて聞かれても説明が困難。

 言っても信じれないような事だし、
 信じたら信じたで怖いし。



 言うのを躊躇ったが、目の前の狼男が真面目な顔を
 していて、言ってみようと声を出した。




あなた 
  なんか…支配……みたいな  
あなた 
  目を見詰めて力込めたら…  
マナは私に従ってくれた


 いなみは身を乗り出して私の顔にぐんと近付いた。


 inm
  それ! それがチャームだって!  
あなた 
  いなみ、ちかい  
 inm
  オレにもかけてくんない!?  
どんな感覚か気になってたんだよね
あなた 
  …そんな簡単にできないよ  
あなた 
  今は力が出ない  
 inm
  じゃあ…明日!  
オレにもかけてよ!



 どうやら、私がマナにしたようなことを
 チャームと言うらしい。



 両手を合わせて私にお願いをしてくる。

 何故そんなにかけて欲しいのかは分からないが
 こちらにも負担がかかるため、
 なるべく使いたくはない。




あなた 
  …後悔しても知らない  
 inm
  あは、やった  
 inm
  あなたってツンデレ?  
あなた 
  わからない  



 御札から目を覗かせて、イタズラっぽく
 笑ういなみは 死神の様な表情をしていた。

 

 hsrb
  じゃあ…俺がこの家を紹介しますよ  
あなた 
  ありがとう  
 hsrb
  ほら、こっちです  




 差し伸べてきた手を 取って。というように
 微笑みかけてきた。

 素直にその手を取るが、シスターの
 人間とはかけ離れてる体温しか残らなかった。







 hsrb
  って…感じですね  
 hsrb
  どうです?広いでしょう  
あなた 
  シスター、私の部屋はどこ?  
 hsrb
  俺の部屋で過ごしてください ♡  
あなた 
  私の部屋はどこ?  
 hsrb
  聞こえなかったことにしないで?  






 客人用の部屋を使わせてもらうことになった。

 寝泊まりするには充分過ぎる広さで、
 1人だと寂しさもある部屋だった。





 時刻が零時を回ると、窓から見えていた
 街灯が一気に消え 雰囲気が漂った。




 hsrb
  もう日付が変わりましたね  
 hsrb
  俺はもう寝ますが…  
あなた 
  わたしはまだ起きておく  



 寝なくても死なない。

 日光に当たるのが苦手な吸血鬼は
 夜に活発になるのだ。
 


 
 そっか おやすみ、とだけ残して自室に
 戻って行ったシスター。

 中からはペンを走らせる音が聞こえてくる。








 私も客室の扉に手をかけ、奥へと押した。

 吸血鬼は血の匂いに敏感。
 僅かな血の匂いに吐き気を催した。



 














  チャーム出来なかったт т

  ゐさん、ゅたんぽさん
  スポットライトありがとうございます!💡



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