ねぇ、ねぇ、
神様聞いてくれ、
心にぽっかり空いちゃった
相当辛いな、今日だって、
みのりちゃん達がいなくちゃ、空気が
明るくなってくれないの.
遥ちゃんの肌は冷たくなって、
話しかけても、目は開けてくれなかった
私は、泣かないように、目を瞑る
目を瞑っても、心を落ち着かせても、
目を開けたら大好きな子が死んでて……
なんでも、今は、泣いちゃうや……
KAITOはどこかに行って、
「そこで待ってろ」と言われたので、
周りをウロウロしていたら森に来ていた
今は剣も無いので、素手で戦うしかない
そう言っても油断は禁物なので、
少しギラッと睨みつけた
たとえ、人が良くても、
結局は敵。和解はできない存在
特殊能力
そして、瑞希は私の腕を引っ張った
真剣な眼差しで、
手をギュッ……と握った
そう言って瑞希は私の背中を押して
「おい、何をしている」
「取り抑えろ!!!」
瑞希は、最後に見た……
どこか悲しそうな顔は、今でも忘れれない
そして、最後にみた瑞希は、
魔族に捕まったところで視界が歪んだ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!