とにかく砲弾は止めなくては。
そう強く思うと、咄嗟に体が動き私はアルミンの隣で敬礼をした。
トンッ
私がそう思い切り言うとヴェールマン隊長の手が止まった。
駐屯兵団
『ザワザワザワ…』
何とか言い切った。
私の言葉はアルミンの言葉より説得力があるとは思えないけど、周りの兵士達には効いてるみたいだし、ヴェールマン隊長も手を下げた。
多分私に説得されたのではなく力が抜けてしまったからだろうけど。
するとある男がヴェールマン隊長の肩に手を乗せた。
ドサッ
アルミンが安堵の顔をして膝を着いた。
私達4人はピクシス司令に付いていき、壁を上った。
ピクシス司令は人類の最重要区防衛の全権を託された人物だ。
そして生来の変人としても知られているらしい…。
壁を上った後、エレンはピクシス司令に事の成り行きを詳しく話した。
良かった、とりあえずピクシス司令の権限下にいれば殺される事はないな…。
私はアルミンと目を合わせ軽く頷き合った。
そして水筒をぐびっと飲み、エレンの前に座った。
ヒューッ
と開けられた穴を通る風の音が聞こえた。
エレンは心を決めたようだった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。