思ったよりもグイグイくる彼を横目に
恋人だからといって並んで歩く帰り道
彼は例の''山本祥彰さん''らしい
彼の話は面白い
物理の話をし出したと思ったら急に漢字に飛んだり
陸上の話、クイズの話、仕事の話もしてくれた
山本さんはアナ雪が始まりで物理に興味を持ち、
漢字はクイズ番組に影響されたらしい
仕事の話は聞く限り良い会社なんだなと思った
「良かったら入る?今人募集してるから」
『、え?』
「いや声に出てたよ笑」
『え、まじですか…』
「で、どうする?」
まぁ…お金欲しいしいっか
『…入りたいです、』
「ほんと!?嬉しい…!笑」
この人は…顔が良い自覚があるのだろうか
『…山本さん、一応''彼女''なので言いますが
顔が良いということ自覚してくださいね?
その顔で笑い掛けられたら誰でも落ちます』
「それは大丈夫!僕の彼女はあなたちゃんだって公表するから!」
何て事しようとしてるんだ
私山本さん推しの女子達から殺されるよ
『絶対やめてくださいね』












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。