ymmt side
その日もいつもと変わり無く
駐輪場近くで歌を歌っていると
どこからか視線を感じた
そこにはときめいたような顔をして
こちらを見ている女の子が居た
彼女はすぐに会釈をしそそくさと去っていった
彼女は誰なのか僕なんかの歌声を聴いて
どうしてときめいたのか
全部全部聞きたかった
彼女のことで僕の頭の中はいっぱいだった
you side
彼を羨ましいと思った
伸び伸びと歌えて
もう私は歌を歌えない
また彼の歌を聞きたいと思った
友「ね、学校に格好良くて可愛い男の子がいるんだって」
『格好良いのか可愛いのかどっちなの?笑』
友「どっちも兼ね備えてるんだって!」
『へー、』
友「絶対興味ないでしょ笑」
『まあね笑』
友「山本祥彰っていう人らしいよ」
『まあ一目見てみたいね』
そういえば彼の名前は何なのだろう
……明日も居るかな












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!