お昼休みが終わってからほんの数時間経ったころ
太陽が降り注ぎポカポカしているので外の塀に
猫が寝ていた
「暇だ〜」
とサングラスを掛けながらぼんじゅうるが言う
彼も塀の上で寝ている猫になりたいのだろうか?
すると上から資料の束がぼんじゅうるの頭に降ってくる
「いったぁああああ‼︎」
とぼんじゅうるが大袈裟に叫ぶ
「もう、ぼんさんふざけない。暇じゃ無いでしょ?」
とねこおじが呆れた様な声で言うが、表情は優しい
その様子を見ていた人に笑いが起こる
ぼんじゅうるは「はいはい」と返事をして
サングラスを外し作業を始める
そんな時に突然電話が鳴った
ぼんじゅうる、ドズル、おらふの三人は現在
ホテルラヴェンデルに来ている
立地は北、西にこのホテルより低いビルがあり
南側が入り口でその前には人通りの少ない道路がある
東側は観光客で賑わう大通りだ
このホテルは主に観光客に人気で、20階建てだそう
だが周りに10階程のビルが立ち並んでおり
景色が綺麗なのは15階から上の階だろう
「ねこおじ、たいきちは遅れてくるらしい」
と俺がスマホをしまってから言う
部下二人が「了解です」と言い感想を述べてきた
「綺麗なホテルですね〜」
とおらふくんが言う
「こんな所で発砲事件があったとか?」
とドズさんが不思議そうに言った
「うん、そうだねぇ〜とりあえず話を聞きに行こう」
と俺はホテルの外観を眺める二人を誘導する
中に入るとやや大きめなロビーが広がっており
大理石のタイルに4階程吹き抜けになっている
ロビーを隅々まで見ると防犯カメラは死角のない様に捉えているはずだ
俺たち三人は騒ぎをこれ以上起こさない様に受付に
行きスタッフだけに警察手帳をサッと見せた
するとスタッフは裏の部屋に通してくれた
その部屋に入るとその場を見ていたであろう
スタッフが座っていた。
手短に挨拶を済ませて話を聞く準備を整えた
「銃声が聞こえたとの通報があったのですが…」
と俺が出された紅茶の湯気を見ながら話を切り出す
「はい、ついさっき午後4:30頃に大きな銃声らしき音が聞こえました。その場にいたスタッフでロビーを
確認したのですが、何も変わった様子はなかったです」
とその場にいたスタッフが話す
「物騒な世の中ですからね、一応警察にも連絡を…」
とこのホテルの最高責任者らしい人が話終えた後に
紅茶を一口、しっかり飲み込んだ
「先程、警察官がある程度調べたそうですが
怪し所はなかったと言っていました」
俺が言うとホテルスタッフの方々は黙り込んでしまった
「念の為、防犯カメラを見せて貰っても?」
とドスさんが聞く
俺はその様子を見ながら紅茶を飲む、この紅茶はどこ産だろうか?残念ながら俺には紅茶の知識はない
「はい、こちらにモニター室が…先程も言った様に
一部画像が途切れていまして…」
とホテルの代表が気まずそうにいう
「なぜですか?」
と俺は聞いた
「当ホテルは“お客様を一番に”モットーでございまして費用をかけて完成されました。その為カメラは何年も変えておらず少し劣化していたのです」
に付け加え、申し訳ございませんと言っていた
銃声がなる直前、直後の映像があり、銃声もしっかり聞こえているのは良いが、
今日は修学旅行の団体客でロビーはいつも以上に
賑わっており
カメラのノイズと死角、人かげなどで写っていない場所も少なくはない
「おかしい所はこれと言ってないですね」
とおらふくんがモニターを巻き戻し再生を繰り返し見ていた
俺は一つ気になって聞いてみた
「銃声ってどう言った音ですか?」
と
スタッフさんは驚き少し考えた後にこう言った
「言葉で言うと難しいですね…実際に銃を撃っている人を見たことがないので」
と言った
そりゃそうだ
戦争もやっていないこの国内で銃声を聞くことがない
俺だって刑事と言う立場にいるからであって学生の頃は聞いたこともなかったはずだ
◯あとがき
お久しぶりです
やっと1話かけたぁ〜
書き切れるかな?
まだまだいっぱい設定を作っているのでお楽しみに😊
コメントしてね〜
僕(作者)が喜びます👍
❤️⭐️📝待ってます‼︎












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!