第13話

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2026/01/09 14:04 更新
th side

「ん...ふぁあ、」
目が覚め、欠伸をしながら前を見ると
俺の恋人、藤牧京介が可愛い顔のまま眠っていた。
...例えるのなら犬のような顔。




枕元に置いてある自分の携帯を開いて見れば、
もう12月31日な事に驚いた。


今年の1年はなんとなく早かったような気がする。
、なんとなく、いい事が多かったからかも。

「ふふ、」
少し嬉しくなっちゃって少し笑いながら洗面台に向かった。




歯を磨きながら鏡をぼーっと見つめる。
今日の仕事はオフを貰えた。嬉しい反面、まあなんというか、某お正月定番歌番組に出られなかった事実を踏まえて少しというか、かなり悔しかった。


来年こそはみんなと出れるかな、
...てか俺、いつまでみんなと一緒に活動できるんだろ。


すぐにネガティブになってぼーっとどこかを見つめてしまうのは俺の悪い癖だと思う。前からこんなんだし、きっと死ぬまで治ることは無いんだろうな。
考え事をしてるうちに後ろから急に抱き締められた。犯人は見なくたってわかる。

「びっくりするからやめてよ、京介。」
「はよ大夢、なんか暗くね?」
今日は起きてくるのが早いなあと思いながら俺も返事を返す。
「んー、ううん別に」
「そー、なんかあったなら言えよ?」
と言いながらポンッと俺の頭に手を置き撫でてくる京介はとてもずるい。
そして、声を聞いたらやっぱり落ち着く。



何だか照れくさいから、うがいをして歯ブラシを置きリビングに逃げるように向かった。
 多分気づかれてる。去り際ニヤニヤしてたし。やっぱムカつく!


ふん、と思いながらリビングのソファに座り、京介が来たとこでべーっと舌を出してやった。


「んは、なにそれ、威嚇のつもり?かわい」
「は、んちゅ、っ、」


逆に京介を違う意味で煽ってしまい口付けをされ舌を入れられる。

ふざけんな、急だしがっつきすぎだし、はずいし...最悪!



やっと離れていき京介が俺の隣に座ったので俺はふぅ、と一息着き安心した。




「てかさー、今日でもう今年終わるの早くない?」
「んー俺もめちゃくちゃ早く感じた。」

予想外の返答に驚きながらも京介に問いかける。

「えーめずらしいね、今年そんないいことでもあった?」
「は?大夢と付き合ったの今年だし大夢が可愛すぎたし嫉妬もめっちゃしたしお前といると時間短く感じて過ごすのも一瞬だしえっちの時も」


変なことを言い出しそうだったので口を抑えて止めた。
なに言おうとしてんだよ。


「ちょっとほんとに黙ってもらっていい?絶対余計なこと言おうとしたよね」
「お前が聞いてきたんだろ?笑」

なんて言いながらも微笑み、ほんとにずるい男だなと思う。



「ねえ、どんだけ俺のこと好きなの。」
「え、宇宙一、お前しかいらないくらい。」



カメラの前では俺の方が好きそうな雰囲気出させるくせに、2人の時とかカメラ回ってなかったらこれ。
甘すぎ、砂糖水一気飲みしてるみたい。



こんなこと言われたら照れたくなくても照れちゃうわけで。

「顔も耳も真っ赤じゃん、照れてんの?可愛いね」
「ねーうるさい、こっちみないで、」
「はは、無理なんだけど?」


もう、ほんとに恥ずかしい。どんどん好きにさせられるし。




「はあ...すきだよ」
少し小声で言ってみても、ボス牧は耳がいいのでよく聞こえている。
「俺も好き、愛してるよ。」



ほんとにこの人からは大きすぎる愛を貰っていると思う。受け取りきれないくらいの愛を貰いながら、ほんとに俺でいいのか不安になる。素直になれないし、嫉妬しても言い出せないし、逃げちゃうし。

なんで俺なんかが京介と、
「大夢だから一緒に居るんだよ、俺が好きなのは誰でもない大夢だからだし。」

「え?」



この男はエスパーなのかと疑う。だって俺が不安になってること丸わかりだったじゃん、えそんなわかりやすいの俺


「なんとなくこう思ってそうだったから。」
「ほんと、京介には敵わない。」
「だろ?笑」




こんないちゃついてないで、本題に入らなきゃ。

「今日の年越しメンバー呼んでする?それとも二人で」
「二人。」

言わずもがな京介ならこう返してくると思ってた。

「まあ今年はいっか。なにする?ジャンプ?夜から神社行くのもありだな、初日の出もみたい!」
「ほんと急にはしゃぐよな笑 神社でジャンプする?初日の出もあとで見に行けばいいじゃん。やりたいこと一緒にしよ。」
「え、絶対そういうの嫌がると思ってたんだけど?ほんとにいいの?」
「大夢がやりたいならいいよ」



ファンがメロいメロいと騒ぐ理由も全て納得できる。この男はやばい。付き合ってから散々優しくなったし、俺には勿体ないくらい素敵でかっこよくて尽くしてくれる人だと思う。



「ありがと、京介」
「ん、もちろん。」

ちょっと意味わかんない変な話になってしまったんですけど後編に続きますーまっててくれたら嬉しいです🩷

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