第4話

護衛3
745
2022/11/29 15:00


声をかけてきたのは目にうっすら隈がある金髪の男の子。




『あぁ、ここに用があるんですけど』




「じゃあ早めに帰った方がいいよ、ここ…もうすぐ危なくなるから」






ええええええええええ気遣われたぁぁぁぁぁあ






こんな歳下の男の子に!!





是非五条先生にも見習って欲しい…!





「おいマイキー、お前ちっとはスピード下げろ!」





と厳つい男が登場。





マイキーて誰。







「ん、ごめんケンちん」




『ケンちん汁?』



「ん…違う」



あだ名か





「知り合いかこのお姉さん」




マイキー君「いや、神社に用があるって言うから」





「集会遅らせるか?」





『あっ地域の親子会?』




「違います」




と厳つい子。






そりゃそうか。





『…えっと、変な噂とかない?怖い話とか、不吉なやつ』






マイキー君「不吉ぅ?」





流石にここで切り出すのは不味かったかな、と思い頭を搔く。





「あ、この前三ツ谷が変なやつ見たっつってなかったか?」


と厳つい子(ケンちん)。



『それ、詳しく』





ケンちんくん「変なやつってか、動物なんだけど…」





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この前、神社の鳥居の下でうずくまってる猫を見てよ





猫「ジァァァァァァア!!!」



って急に鳴き出したかと思ったらぶわーって烏が寄ってきて





すっげえ肩が重くなって




寝みぃなって思って瞬きしたら猫も居ねぇし烏も居ねぇ。





なんだったんだろなあれ







『いや俺に聞かれても』




そーだよなw







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『なるほど』





猫の呪霊てのも考えられる?




烏も居たって言うから複数体生み出す系の呪霊?






曖昧だなぁ…






『その三ツ谷って子に会いたいんだけど!』





ケンちん「あ?三ツ谷か」




マイキー君「もうすぐ来んじゃね?」






『ほんと!ありがとう…』





さっさと指回収してついでに祓ってこ…




地域の親子会の集会あるみたいだし(違います)






ケンちん「…アンタ、さっきからなんでそんなこと聞いてくるんだ?」




マイキー君「それ!なんかおネーサン怪しくない!?」





















え?

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