専属神の候補であるアリア、サラ、アウロラを集め、1人ずつ潜在能力を見ていくことにした。
まずはアリア。
アリアは精霊神の一人だ。
世界屈指の知恵を持ち、治療が得意で、忠誠心が高い。……あと百合が好きらしい。
今持っている能力としては、「智恵支配」「治療支配」「精霊支配」「自然支配」の4つだ。
支配系能力しかないが、潜在能力にはこうあった。
精霊神のアリアに相応しい能力だ。
アリアは頭を下げる。
サラは天使神。
「歌姫支配」の適正率が高く、「理想支配」「覚醒支配」「加護支配」「恩恵支配」「守護支配」を扱う。
主に援護が得意だそうだ。天使神だしね。
簡単に言えば、お父様の理想の究極系みたいな感じかな。
ニコッと笑うサラ。
アウロラは私に忠誠心があるとは思えない。
それで十分だ。
……あれ、アウロラってこんなに素直だったっけ。
知らないうちに、変わったのかな。
アウロラは黒の究極龍へと進化する可能性が高い。
そして、その潜在能力は……
攻撃に特化した力だね。
今の私に貢献できることはないと判断したのだろう。
確かにそうだ。
…なるほどね。
私に今必要なのは、先生のような専属神だ。
そして、私の身をいざって時に守ってくれるような専属神だ。
けれど、私にはソルフィがいる。
ソルフィの知恵は私より全然凄いし、私を導いてくれる専属神はそれほど優先度が高くない。
それよりも、援護だ。
私を守ってくれる、私の護衛が必要だ。
アリアとサラが懇願する。
二人とも私の専属神になりたいと言ってくれて、とても嬉しい。
けれど。
強い言葉になってしまって、ごめんね。
突き放すような言葉。
だけど、二人に優しい言葉をかけるよりも、辛くないはずだ。
ありがとう、そう言ってくれて。
光が私とアウロラを包み込む。
この光で、専属神契約が結ばれるのだ。
自分にできる最高の笑顔で。
貴方に向けるべき祝福する笑顔で。
光が収束していく。
アリアとサラは複雑な気持ちで、その二人の様子を見ていた。
〜雑談〜












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。