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すちとなつ達に関しては俺しか知らなかった。
多分、なつは俺にしか話してないから。
みことも勘づいていた。
見舞いに来なかったんだから。
そりゃあ、風邪だとしても大切な友達が階段から落ちたら駆けつけてくるだろう。
少なくとも俺は走っていった。
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…いるまは変わった。
俺たち”じゃない”人と喋っている。
ほんと、どうしちゃったんだろうね。
…別人みたいになっちゃった。
一通り言い終わると、”いるま”に戻る。
申し訳なさそうに、こちらも見ながら目を泳がす。
最近は、こんな事ばかりだ。
らん side fin.
本当、こんな自分が嫌になる。
見たことの無い笑顔で笑うすちを見ながら思った。
俺だって、あんな突き放すような言い方したくない。
でも、何かに囚われてしまったんだ。
都合のいい時には、仲がいいのを演じる。
都合が悪い時には、悪口を吐く。虐める。
口先だけの、
「友達だよ。仲間だよ。」
もう聞き飽きたって。
もう辞めようよ。
だからさ。大抵の人間は仲間でも友達でもない。
知り合い。もはや、ただの他人。それ以下。
でも、やっと見つけたんだ。
俺が、友達と言える相手を。
大切にしたい。俺だってもう離れたくない。
…もちろん、すちも。
すちの顔は、今までに見た事のないくらいに。
楽しそうで、
幸せそうで。
辛そうだった。
いるま side











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。