げほ、と口の中からあの黒い液体を吐き出す
僕たちが出てきたのは跡地のような、少し瓦礫とかでぐちゃりとした場所
少し離れたところには、ビルが並んでるのが見えた
その存在が声を掛けてきた時に。ぞわり、と感じたのは圧倒的威圧感
その存在を目視して、次第に感じるこの感情は、尊敬
この人は、圧倒的"悪"だ
思わずニヤリ、と口角が上がるのが分かる
嗚呼、けど。この社会をぶち壊した後…新たな世界の上に立つのは、貴方ではなく死柄木だ
じゃないと、僕は許せない。きっと、貴方の描く世界じゃ僕は自由になれない
そんなことを考えていると、オールマイトがこちらに飛んできて、戦闘が始まった
トガちゃんが斬りかかったり、トゥワイスがメジャーのようなものを使ったり
……それでも、かーくんは捕まらない
かーくんは反射神経も凄いし、機動力も高い個性だ。それに近づけば爆撃で大火傷
それに上手くMr.のことを回避している
流石だなかーくん。Mr.に触れられることを恐れて、徹底的に回避している
その時に発せられる爆破による光は、まるで星のように散って、辺りを照らす
ズァァァ…と、僕の影が立体的になって、まるで真っ黒な分身のように、どんどん生まれていく
『黒い人形たち』
僕の影たちは、かーくんに纏わりつくように飛びつき、動きを止めようとする
…こんな暗いところじゃ、オールマイトたち相手に使った『影縫い』は使えない
だから僕のことは無警戒だったんだよね。けどね、やれることは意外とあるんだよ?かーくん












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。