※︎︎ ♀桃さん、︎︎ ♀紫さん出ます。
※微桃紫要素あります注意
(︎︎ ♀桃×︎︎ ♀紫)百合要素有
※なんでも許せる方どうぞ。
ねぇ知ってる?
この学校の「生徒会長」と「副会長」の噂。
ある「生徒会長」は、少し天然だけど紳士的で女子からの人気が絶大な人。
ある「副会長」は、ふわふわとしているようだけど、運動神経抜群なギャップのある人。
2人とも、周りからの評価がとても高いんだよ。
頭も良ければ、運動もできる、それに性格や顔までいいと来た。天は二物を与えずって嘘なんだね〜。
けど、私聞いちゃったんだ。
その2人の意外な「ひみつ」
知りたい?…しょうがないなぁ…。
あなたは口が堅いから少し
その「ひみつ」を零してあげる。
みんなには内緒だよ?
私が聞いたのは、私の友達からのお話なんだけどね。
私の友達…ここではIちゃんにしようかな。
Iちゃんは、生徒会に入ってる子なんだけど。
見た目は結構不良っぽいけど、真面目で可愛い子なんだよね〜!
…あ、じゃなくて、えーと、そのIちゃんがある日生徒会室に忘れ物をしちゃったみたいなの。
だから、下校時間が過ぎる前に、急いで生徒会室に行ったら…
『あれ…?生徒会室あいてる?』
(どーしたんだろ、珍しい…)
(まぁ、鍵借りに行かなくていいし、ラッキー)
『…?だれかいる?』
『この声って、生徒会長と…副会長…?』
(何喋ってるんだろ…気になる…、)
『いや、まぁ…忘れ物を取りに来ただけ、うん…』
(少し、会話を聞いても大丈夫っしょ)
『ぇ、な…えぇ…!? //』
(まさか、生徒会長と副会長って…っ//)
(デキてる…!?)
その後一緒に帰る予定で、私はIちゃんを待ってたんだけど…顔を真っ赤にして帰ってくるもんだから、何があったのか聞き出したんだよね〜。
そうつまり、彼らの「ひみつ」はそういうこと。
え?嘘の可能性があるって?
……Iちゃんは嘘なんてつかないけど。
なーんて!確かに嘘の可能性もあるよね!
けど、実際Iちゃんは嘘ついてないと思うよ〜?
Iちゃんが嘘ついてるとこ見たことないし!
だからこれは高確率で事実。
絶対に他には、言わないでね?
あ、もう授業始まるじゃん!
じゃあ、またね〜。
「生徒会長と副会長って付き合ってるんですか!?」
「放課後二人で何してたんだよ!!」
「わたし話聞きましたよ!!」
「もう言い逃れなんて出来ないですからね!?」
こんにちは、初めまして。
この学校の生徒会長をしている、黄河みことです。
朝登校したら、幼なじみのすちくんとのとんでもない噂が学校中に広まってました。
「誤解?嘘マジで?」
「これ、隠してるとかじゃないの?」
様々な憶測が飛び交う中で、すちくんは珍しく大きな声を出して人混みを退けている。
色んな人から向けられる目線に、苦笑いのような笑みを浮かべながら呑気にそんなことを考える。
正直、そんなところはなかったと思う。
普通に生徒会の仕事をして、勉強や学校のことを話して、何気ない友達のように振舞っていたはずだ。
俺とすちくんが幼なじみということも皆には知られてないはず。
けど、なんだか、居心地は悪くない。
人混みをかき分けながら、ズイズイと奥まで進んでいく。全く誰の仕業かも分からない。
今日登校したら、突然囲まれたもんだから大混乱。
話を聞いてみても、
「付き合ってるんですか」「なにしてたんですか」
っていう意味わかんない質問ばっか。
噂を流したやつは、俺の心情を分かってて流したのか?
俺は幼なじみである、みこちゃんが好きだ。
ずっと前から。けどこれはあってはいけないことで、心の奥深くに静かに閉じておいた。
…それなのに、何も知らない第三者が…、!!
全ての質問が、俺に対する皮肉にしか聞こえなくてどんどん腹の底が煮えたぎるような感覚になる。
首を左右に振りながら、少し浮ついた表情のみこちゃん。気遣いで言ってくれているんだろうけど、やっぱこの噂は居心地悪いよね。
少し困りげに眉が下がっている。
目線は一向に合わないし、どことなく気まずい。
…そうか、これが俗に言う『脈ナシ』。
恋愛や、流行りの言葉には疎いと自認してるけどこれはなんとなくわかる。
自分が好意を寄せている人は、自分のことが好きではない。つまり片思い。
翌日(おまけ?)
あたしは今、学校中で持ち切りな話題の張本人、
副会長と喋ってるんだが…
あたしはどうやら、盛大な勘違いをしたかもしんない。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。