体育祭も順調に盛り上がっており、
いよいよ次は借り物競争
駆け足で待機場所に向かうと、
何やら見慣れた人物が手を振っている
バチバチしてんなぁ…みてて楽しいけど←
3人の言葉に励まされ、私は列へと並ぶ
借り物競争、一応借り人とも書いてあったんよな…
物ならまだしも誰かと一緒にゴールすんのちょい気まずくない?
女子生徒の声に思わずピクリと反応してしまう
…恋愛系のやつってことは、
わぁ〜、これまた面倒な
まあでも、私はそれを引かなきゃいいだけですからね…
…引かんよな??
…でも、もし引いてしまったら、私は誰を選べば良いのだろうか
ゾムside
あなたが列へ並びに行った後、俺達は1年生の競技を眺めつつ話していた
くっそ…頼むから女子引かんとってくれ
仮に引いたとてあなたか俺以外のファンであってくれ、マジで
ロボロは一瞬声を上げた後、考えているのか黙ってしまった
…もし、俺がそのお題を引いたら、か
俺が選ぶ奴…その光景を想像した時
俺の頭ん中には、たった1人しか思い浮かばんかった
選ぶべきは…あなた / ゾムしかいないやろ
ごめんなさいめちゃくちゃ間空きました!!
次回から割と恋愛要素多めでいくので楽しみにしてくださると嬉しいです( 震 )
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!