# 爆豪勝己 # 友達以上恋人未満 # 1-A
# ちょっと不機嫌 # 脈アリ # 🔞無
休日、共有スペースにて。
皆は遊びに出かけてしまって、
訳ありで行けなかった私と爆豪の二人。
謎に機嫌を損ねたのか、黙ってしまった。
眉間に皺を寄せながら、
プイッと顔を背けてしまった爆豪。
ぶつぶつ言いながらも、なんだかんだ
付き合ってくれるのが爆豪だってのは、
クラスメイトとしての長年の付き合いで
もうバレてる。
カメラロールから写真を選んで、
爆豪の方へスマホを向ける。
数秒画面を見つめてから
興味無さそうに視線を戻したので、
三奈は爆豪のタイプではないと判断。
クラスメイト、先輩、プロヒーロー、
人気女優、AV女優なども試してみたが
どれもイマイチ反応はナシ。
なんて言いながら画面に目をやった爆豪は、
写真を見ると目を少しだけ見開いた。
ここで見せた、新たな反応。
急に答えにくそうにし始めた爆豪。
目を逸らされた。
さっきまでとは違う目線の外し方。
残念、逃げられた。
もう少し先が聞きたかったのに。
目で「 それ以外あンのかよ 」って
分かりやすく悪態をついてくる爆豪。
私にも話を振ってくるなんて、
割と……かなり珍しい。
あ、顔しかめた。
みるみる不機嫌になってくのが
顔にバンバン出る、この人。
しかも、ちょっと焦ってる?
そろそろ拗ねてしまいそうだったので、
私は茶目っ気のある目でこう言った。
今度は大きく見開かれた彼の赤い瞳。
爆豪は「 ふー… 」と
ため息に似た息を吐いてから、
半ば投げやりにそう言った。
それから数十分は、爆豪の顔を眺めて
にまにまする時間を過ごした私だった。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。