第40話

 粗暴な君のタイプ 
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2026/05/02 12:59 更新

  # 爆豪勝己 # 友達以上恋人未満 # 1-A
  # ちょっと不機嫌 # 脈アリ # 🔞無
 
 
あなた
  爆豪ってさぁ、
  どんな顔がタイプ?  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  …あ?  



  休日、共有スペースにて。

  皆は遊びに出かけてしまって、
  訳ありで行けなかった私と爆豪の二人。


あなた
  だからぁ、好みの顔面!  
あなた
  声とか性格とか  
  スタイルじゃなくて、 
  顔だけで言ったらさ  
あなた
  ないの?  
 


  謎に機嫌を損ねたのか、黙ってしまった。


 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  …………無ェよ  
あなた
  嘘だぁ、誰だって  
  何かしらあるでしょ  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  ねェつってンだろ  
  


  眉間に皺を寄せながら、
  プイッと顔を背けてしまった爆豪。


あなた
  じゃあ写真見せてくから  
  好きか普通か言って?
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  あンだよ  
  めんッどくせェな…  



  ぶつぶつ言いながらも、なんだかんだ
  付き合ってくれるのが爆豪だってのは、
  クラスメイトとしての長年の付き合いで
  もうバレてる。


あなた
  まずはー……  


  カメラロールから写真を選んで、
  爆豪の方へスマホを向ける。

あなた
  この子どう?  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  ……黒目じゃねェか  
あなた
  そう  



  数秒画面を見つめてから
  興味無さそうに視線を戻したので、
  三奈は爆豪のタイプではないと判断。


あなた
  じゃあこの子は?  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  ……別に  
あなた
  別に、なに?  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  普通だっつぅの  
あなた
  ふぅん  



  クラスメイト、先輩、プロヒーロー、
  人気女優、AV女優なども試してみたが
  どれもイマイチ反応はナシ。


 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  てめェそろそろ飽きろよ  
あなた
  分かった分かった  
  これで最後にするから!  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  あらかた試したろ  
  これ以上誰がいっかよ…  



  なんて言いながら画面に目をやった爆豪は、
  写真を見ると目を少しだけ見開いた。


あなた
  私、みたいな?  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  …いや………  



  ここで見せた、新たな反応。
  急に答えにくそうにし始めた爆豪。


あなた
  あ別に気遣ったりしないで  
  いいからね?気にしないし  



  目を逸らされた。
  さっきまでとは違う目線の外し方。


 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  ……………まぁ、 
  悪くは無ェんじゃねーの  
あなた
  へぇ〜  
あなた
  好き?  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  っせェな、  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  調子乗ってっと  
  爆破すンぞゴラ  
あなた
  えー  


  残念、逃げられた。
  もう少し先が聞きたかったのに。


 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  ……お前は?  
あなた
  え、私?タイプ?  



  目で「 それ以外あンのかよ 」って
  分かりやすく悪態をついてくる爆豪。

  私にも話を振ってくるなんて、
  割と……かなり珍しい。


あなた
  んー…  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  人に言わせてンだから  
  自分だって言えンだろ  
あなた
  そーだねぇ  
あなた
  轟〜……  


  あ、顔しかめた。
あなた
  …はイケメンだけど  
  好みって訳じゃないしー  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  ウッゼ  
あなた
  上鳴はチャラいし…  
あなた
  瀬呂のしょうゆ顔も  
  割と好きだけど……  
あなた
  んー  



  みるみる不機嫌になってくのが  
  顔にバンバン出る、この人。

 
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  さっさと吐けや  
あなた
  怖  


  しかも、ちょっと焦ってる?

あなた
  気になる?  
 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  そーいうんじゃねェ  



  そろそろ拗ねてしまいそうだったので、
  私は茶目っ気のある目でこう言った。


あなた
  ぶっきらぼうで怒りん坊な  
  ツンツン頭の誰かさんかな  



  今度は大きく見開かれた彼の赤い瞳。


あなた
  これでも脈アリのつもりで  
  言ってるんだけど…合ってる?  



  爆豪は「 ふー… 」と
  ため息に似た息を吐いてから、


 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  …そーなんじゃねェの?  


  半ば投げやりにそう言った。
あなた
  そっかぁ〜……笑  



  それから数十分は、爆豪の顔を眺めて
  にまにまする時間を過ごした私だった。


 爆豪勝己 
 爆豪勝己 
  チッ、ったく……  


⠀ ⠀
⠀ ⠀
  ここまできて告白がなく、  
  それに耐えられなくなった  
  爆豪サンが爆発するのは  
  また別のお話ということで  

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