翔太side
今日休みなの俺だけらしい。
家にはあなたちゃんと2人っきりだから、映画を観ないか誘ってみた。そしたら、OKだったの!
俺もよくビビりって言われるけど、あなたちゃんもかなりビビりだ。
『デーン(お化けが出る音)』
なんだその理由!可愛すぎだろ!
もちろん、返事は…
あなたちゃんは怖いのか、強く握ってくる。
あなたちゃんを観ると俺の手の間から見ている状態。
映画を見始めて1時間。やっと半分だ。
あなたちゃんはうとうとしてる。
眠いのかな?
そして、あなたちゃんはソファーで横になった。
少し照れた顔で言った。
ソファーの背もたれの方に俺が寝て、前にあなたちゃんがいる状態だ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。