授業が始まる少し前、生徒達は各々が授業を受ける
為に教室を移動したり、ロッカーから教材を持って
授業を受けに行く。いつも通りの光景だ。
授業が始まるまで本を静かに読む。
そんな事で時間を潰していたら、
実験室のドアが開く。
欠伸をかきながら尻尾をユラユラと揺らし、
フラフラと席に着く彼女は私に気付き話掛けてくる
小さく溜息を吐く彼女、
次の瞬間鳴り響く授業開始のチャイム。
そして教卓へあの先生が歩いて行く。
その一声と共に始まる魔術の授業。
あの先生はいつもの胡散臭い笑みを
あの顔に貼り付けている。
そう言って先生の指先から赤いリボンのようなモノが伸びて実験道具を配り始める…何アレ?
配れたのは、魔石、小さな釘、金槌、安全ゴーグル
そうやって始まる実験、皆金槌を打って魔石を割る
中を覗くと細い光の筋が迷宮の様に走っていた…
それを見て彼女は目を光らせる。
彼女の目には余程綺麗に見えてるのかな…













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!