あなたside
佐久間くんはまるで今からなにかのパフォーマンスをくださいするかのように、元気な声で効果音を放った。
私、自慢じゃないけど、ヨーヨー釣り、めちゃくちゃ得意なんですよね。
ほんといい意味で元気すぎる。
メインステージでなにかやるみたい。
まだ何も始まってはいなかった。
近くにいた子に聞いてみると、これから、演劇部の劇をやるらしい。
ロミオとジュリエットで、主役は、うちのクラスの、野田くんと美愛ちゃんだった。
終わると、全生徒が一斉に拍手をし始めた。
大介くんも、もちろん私も。
そうして午後の部も終わり、帰る時間になった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。