「ねぇ〜ちょっと買いすぎじゃない?」
目黒「いいじゃん、これでしばらく行かなくて済む」
「もうさ、家に駄菓子屋作ればいいじゃないの?あ、でも結局買いに行かなきゃいけないのか…」
...と、何かを考える蓮
しばらく沈黙が続いた後
「おーーい、蓮さーーん?聞いてますかー??」
「ん、あぁごめん、今どうやって部屋に駄菓子屋作るか考えてた」
「あぁそーいうことね!.......じゃなくて!それ今考えなくていいから!!」
蓮は1つのことに集中しちゃうと周りが見えなくなるところがあるから、たまに困る
目黒「今度手伝って!お願いします」
あまりにも目をキラキラ輝かせて言うもんだから、断れるわけもなく
「もうしょうがないなぁ」
目黒「よっしゃ!ありがとう」
「じゃあまた明日ね」
深澤「ちょっと待って!俺も混ぜてよ!」
「たっちゃん!?どっから現れたの?」
深澤「お前らの後着いてきた」
目黒「は、なに、ストーカーじゃん」
「こっわ」
深澤「うおぉい!ストーカー扱いすんな!」
「蓮、帰ろっか」
目黒「そうだな」
深澤「待て待て待て、せめて何の話してたかだけでも教えて」
「…ぷっ、たっちゃんイジるの楽しい」
深澤「あーあ残念だな〜、ニノ先の写真ゲットしたのにな〜」
たっちゃんがニヤニヤしながら横目で見てくる
「ちょっとなにそれ!見せて!!」
たっちゃん策略にまんまとハマってしまった私
深澤「やだね!教えてくれたら考えてあげてもいいけど?」
「このどケチ!頭でっかち!!おたんこなす!!!」
目黒「子どもか!」
深澤「いいの?削除するよー」
「わかった!教えるから!」
深澤「はい、いい子」
結局、先生の写真に釣られてたっちゃんに駄菓子屋さんの話をすると、俺も一緒にやると言って聞かなかった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!