side↪日澄
着いた場所は住宅街から、少し離れたところだった。
少し薄暗くて、明らかに普通の家には見えなかった。
俺ははやく行きたかったけど、みっちゃんは怖がってた。
俺ははやく新しい友達に会いたいこともあって、みっちゃんをすぐ慰めることにした。
タッタッタッ
俺達が見つけた部屋…そこには、平仮名で『こどもへや』と書かれていた。
ガチャッ
俺が見た限り、4人の子供がいた。
1人は赤髪の子。
俺らを見て、睨んでいた。
1人は黄色髮の子。
赤髪の子の裏に隠れて、俺らをじっと睨んでいた。
もう1人は紫髮の髪が長い子。
俺らをじっと見ていた。でも、すぐに視線を下ろして音楽を聞いていた。
そしてもう1人は青と黒の髪の子。
俺らを気にすることなく、ゲームをしていた。
みっちゃんに小声で言ったはずなのに、とある子…赤髪の子に聞かれていた。
突然紫髪の子が突っかかって来た。
赤髪のことは違って静かに…
あのおじさんがやってきた。
おじさんが来たからか、赤髪の子が黙りこんだ。
どうやら赤髪の子は「結笑」くんと言うらしい。
それより、ナンバーは一体何なんだろう…。
バタン
おじさんがどこかに行くと、赤髪の子は溜息をついて、俺らの方に寄ってきた。
いきなり紫髮の子が、みっちゃんの名前を出した。
紫髮の子…寧色くんは結笑くんとは違って丁寧に自己紹介した。
俺は結笑くんたちの言ってることはまだ完全に理解していない。
きっとみっちゃんも同じこと思っているだろう。
でも、結笑くんたちの言っていることは正しい気がする。
だって、笑ってない…。みんな笑顔がないから…。
みっちゃんはみんなの名前を知れて嬉しそうだった。
そんなみっちゃんを見ていて、俺も嬉しく感じた。
lyrics
期待に応えるほど 理想は遠く離れて
戻れやしない現実と比べてばかりだな



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。