タッタッタッ....
下を見ると、私が走ってきた所には血が床に落ちている。
そんな会話をしながら、私達は東郷達の部屋へ戻っていった。
バンッ!(扉を開ける)
そこには、まだ目が覚めていないチョロ松と十四松を、前に立っておそらく守っていたであろうボロボロのカラ松がいた。
計算が外れた。傷からしてもう目覚めてたと思ってたけど.....
そう言うと、カラ松は肩から崩れ落ちた。
涙はカラ松に駆け寄る。
カラ松様を心配し、少しの間私は傍にいた。
その間、ローベル達は.....
ローベルは決心したように、東郷の目をしっかり見ながら言う。
刹那、そう言った途端、ローベルはナイフで、東郷は銃で相手を攻撃し始めた。
バンバン!!銃撃音が響く。だが、ローベルは高速で移動し東郷の視野から外れる。
そうすると、東郷の背中を刺そうと突進する。
だが、刺そうとしたところを躱す。そうしてシンプルな回し蹴りを食らわす。
尻から倒れそうな所を、何とか持ちこたえる。
また、攻撃の体制に入る。
血を吐きながらカラ松様は言う。今にも目を閉じてしまいそうなのに。
傷の量も、深さも全てが尋常ではない。喋っただけで本当に死んでしまうかもしれない。
カラ松様が死ぬと考えたら、自然と涙が出る。
カラ松様はニコッ、と笑う。
そうして、カラ松様はゆっくりと目を閉じる。
私は、ゆっくりと脈を図る。
時間を掛けすぎたらいけない。この人達を死なせてはいけない。
私は走り出す。戦っている東郷の死角に入り、ナイフを投げる。
だが、東郷はそれを交わす。そして、こちらに銃弾を放つ。
咄嗟にナイフをかざし、それで銃弾を受ける。だが、その衝撃でナイフが折れる。
すぐに新しいナイフを出す。それを手にしたら、すぐに走り出す。
こんな時に懺悔をしても、どうにもならない事なんて分かっている。だが、罪悪感で潰れてしまいそうなんだ。
今も涙が止まらない。おそらく罪悪感と怒りで。
そんな事を考えていると、気づけば東郷との距離が残り僅かという所まで来ていた。私はすぐにナイフを振り上げる。
だが、東郷は片手に持っていたナイフでその攻撃を受け、力で押し切る。
ローベルも苦戦していた。何とか戦えている感じだが、東郷まで強くは無い。
あ....や、やば.....腹の出血が......
無理をしすぎたのか、もう床に倒れそうになる。
何とか持ちこたえようとするが、もう血が足りなくて遂に地面に倒れた。
倒れた事に気づいた東郷は、私に近づいて銃を向ける。
ローベルは東郷に銃を向けながら言う。脅しているのだろう。
それを鋭い目で見つめる。ローベルは一瞬怯んだが、続けて銃を向け続ける。
だが、東郷は目にも止まらぬ早さで銃をローベルに向け、脅しの体制に入った。
ローベルは、怒りと迷いが混ざった様な顔をした。
そんな選択肢を与えられたローベルは少し迷う素振りを見せ、そして決心したような顔で東郷を見つめる。
その答えを聞いた東郷は少し意外そうな顔をした後、呆れた顔で銃の引き金をゆっくり引こうとする。
それを聞くと、フッ、とローベルは鼻で笑った。
そうして、東郷は引き金を引こうとする。
その時、ドアを蹴破る音がする。
焦った東郷はすぐに引き金を引く。
その状況をすぐに把握した一松は、東郷の手を狙い撃つ。
その撃った玉は見事に的に当たった。
撃たれた東郷を見て、自分が銃の標的から外れた事が分かると、ローベルはすぐに持っていた銃で東郷を撃った。
その玉は心臓を貫通し、すぐに東郷は倒れる。
そして、ローベルは涙に駆け寄る。
そう言うと、ローベルは私を抱え立ち上がる。
そう言うと、涙は目を閉じた。
ローベルは涙にそういい、カラ松の方に目を向ける。
出血の量が多く、まだ目が覚めていないカラ松の脈をおそ松が図っていた。
言われた2人はそれぞれ1人ずつ抱えた。
そして、おそ松達はすぐに車に乗り込んだ。
そういい、おそ松はアクセルを全開にして、猛スピードで道を走る。
家
そう言い、愛里はナイフを取り出しすぐさまに自分の腕を切る。
ゆっくりとおそ松はカラ松を地面に置く。
ポタ、ポタ、ポタと、1粒ずつゆっくりと落ちていく。
そう言い、愛里はもっと自分の腕を深く切る。
勢いよく血が流れ出る。カラ松の口からも血が溢れているが、それでも流し続ける。
既に目を覚ました十四松は、いつまで飲ませても起きないカラ松の安否を気にしていた。前回の涙の怪我に比べ、治る気配が全く感じられないため、心配も半端では無いのだろう。
そんな十四松を一松が対応する。
少し苦しい顔をしながら愛里は言う。これほど飲ませて回復していなかったら、もう治る事はないという事だろう。
そう言い、おそ松はカラ松の脈を取る。
一松はおそ松が嘘をついていると思ったが、嘘かどうかはおそ松の顔を見れば明らかだった。
泣き出す者、膝から崩れ落ちる者、絶望する者、様々だったが、全員誰もがカラ松の死を悲しんでいた。
....だが、そこに。
涙が目を覚ました。
カラ松を囲み泣いている姿を見て、涙はすぐに察した。
.....だが、涙はとある間違いに気づいた。
説明しながら正しい脈の測り方で測る。
結果は.....
そう言い、涙は薬品室に走っていった。
この状況に居合わせた奴ら全員呆然としていたが、そんな時に誰もが望んでいたことが起こった。
そういいながら、チョロ松は思いっきりカラ松の頭をぶっ叩く。
包帯を巻きながらカラ松を心配する。まぁ、それでもおそ松様達はカラ松様を心配はしていたんだろう。あの時、薬品室からも大きな声が聞こえてきたのだから。
優しさの表現が少し変わっているだけで、みんなカラ松様が大好きなんだ。それは私も一緒。
そういい、私は部屋から出ていった。だが、扉の先にはおそ松様と愛里が居た。
涙の部屋
部屋に入ると、ローベルが床に座っていた。何かを考えている目をしていたが、私達が来るとそんな素振りをやめた。
しっかりした表情で言う。その目にはしっかり意思が灯っていた。
涙はこの時初めて、子供のような太陽みたいに明るい笑顔を浮かべた。
子供時代でも、こんな笑顔見せることは無かった。それほど、おそ松達との出会いを喜んでいるのだろう。
それに連れて、ローベルもフッと笑う。
笑顔で言葉を返す。そうしたら、ローベルは笑みを浮かべながら部屋から出ていった。
朝、起きると朝ごはんの匂いがしてきた。そこからは下に降りて朝ごはんを食べ、任務に出かけた。
久しぶりの、"マフィア"として幹部、ボス全員揃った状態で。
はい!これにて完結でございます!
最終回になって詰め込みすぎたような気もしましたが.....まぁいいでしょう!
ご愛読ありがとうございました!これからも松達を好きでいてくれると主も嬉しいです!
おそまつ!!!!
【マフィア松に買われました。】完















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!