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第14話

IF - Valentine
135
2026/02/13 23:00 更新








# _ 第8高校


@ _ 白瀬said


⚙️ _ 学パロ ・ 付き合ってない ・ エセ関西弁


♡ _ 保科→→→恋愛的友達的白瀬










白瀬
  はい!どーぞ バレンタインね!  


.
  え〜! ありがとう かわいい!!  
あなたちゃんの手作り?


白瀬
  ん、そうそう!  


.
  すご! ありがとう
美味しく食べるね!


白瀬
  は〜い  






今日は待ちに待ったバレンタイン

学校中が、甘い空気と香りに包まれる日


男子は、1週間前からチョコを手に入れようと
女子に優しくし、
女子はそんなことはつゆ知らず
友達同士で、チョコ交換の約束をしている




そんな私も、男の子に
あげる予定など無いのだが………
最近、仲のいい



『 保科宗四郎 』



こいつがやばい







.
  保科先輩! 
受け取ってください!
 
.
  保科くん、これよかったら  

.
   『 保科先輩へ♡ 』   










朝から今までずぅっっっっと
女子からバレンタインチョコ
(多分本命)を貰っている


下駄箱・ロッカー・机の中
はたまた、いつ入れたのかカバンの中まで

家がチョコで埋まるんじゃないかと言うほど
もらっている




白瀬
  ( まぁ別に悪いやつじゃないし )  
白瀬
  ( 優しい、顔がいいのか )  





そう、保科への評価を考えていると

チョコに埋まっているヤツと目が合った


しかしまた、保科さん!と呼ばれ
目は逸らされてしまった



白瀬
  ( まぁいいか )  





私の今回のバレンタインで
渡す予定の子には渡せたし

今回のイベントもこれにて終了

あとは、放課後になって
みんなのチョコレートを楽しむだけ



そう思っていたはずなのに………














白瀬
  ………  




いつも一緒に帰っている友達が委員会で
今日はぼっちでの下校となった
今年のバレンタイン

結局今日は保科とも話せなかったし
おすすめの本、あったんだけどな


そう思いながら帰路についていると
後ろから地面を蹴る音がして、
後ろに振り返る前に、誰かに肩を掴まれた




保科
保科
  なぁ、白瀬  
保科
保科
  僕宛てのチョコとかない?  




開口一番、今日最初の会話の始まりは
保科のこの一言だった

私は、あまり理解ができず
少しフリーズしたが、すぐに口を開いた



白瀬
  ない  




即答、ない なし
作ろうともしなかった 普通に

そんなこと言えるはずもなく
しっかりと飲み込ませていただく


少し視線を下にずらせば
他の女の子たちに貰ったのであろう
パンパンにチョコが
詰まった紙袋がさげられていた

そして、また保科の方に向き


白瀬
  いいじゃん、そこに
大量のチョコがあるんだし


保科
保科
  いやっ、それはその…な?  
保科
保科
  好きな子以外のチョコなんて要らへんし  




最後に何かを言ったような気もするが
それはきっと気のせいだろう

そう言うことにした


少し顔を赤らめているのは、
夕陽のせいだということにしておこう



学校から少し離れた住宅街
そこを吹き抜ける風は心地いい

私はくるっと半回転をして
保科に背を向ける


そして、制服のポケットに手を突っ込んだ




白瀬
  あっ!  


保科
保科
  どしたん?  


白瀬
  はいっ! バレンタイン  





制服のポケットに入っていた
お気に入りの 『 キャンディー 』 を
手渡した



保科
保科
  っは!?  
保科
保科
  え、ちょ…… は?  




保科が少し顔が赤くなっている気がするが
私の気のせいだと思う、

なんだ、そんな急に声を荒らげて
私が何かをした訳では無いだろう


そんな顔をしていたのか、
保科は咄嗟に口を開いて


保科
保科
  本当に、貰ってええんやな?  
保科
保科
  期待するで?  



?? なにかは分からないが
何かいいことがあったんだろう

いつもより、保科の顔が緩んでいる気もする

白瀬
  いいんじゃない? 期待しても  
白瀬
 案外、保科の思ってる通りかもよ?  





いつもとは違う、香りと
甘い恋を持ってくるバレンタイン


本当に彼女は彼宛に
チョコを作っていなかったのか

ポケットのキャンディーはたまたまなのか

彼に対する思いは、友情だけなのか


真実を知るものは彼女と……………









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