芥川とエルザ、レムと夜叉白雪、谷崎とエミリア、樋口とパック、そしてスバルと泉鏡花がそれぞれ対面している。
レムの所は互角だ。
しかし、パックは樋口を圧倒している。
泉鏡花の刃が無慈悲にも襲い掛かる。
『助けてあげようか?』
この声はどうやら、ナツキ・スバルにしか聞こえないようだ。
『君は、記憶や力の一部を封印されている。それの開放を手伝おうと思うの。』
『私は、このゲームの主催者。君達の陣営が戦力的に不利だから、ハンデをあげようと思うの。』
『条件は、“叛逆の種”になること。大丈夫、あってないような条件だから。』
『助かる可能性は上がるだろうね。何たって、君が強くなるんだから。』
『ただ、記憶を戻す時は少しショックを受ける。だから、君が死ぬたびに少しずつ記憶が戻るように設定してあげるね。』
『契約完了だ。あ、そうだ。一つ言い忘れていた。』
ザシュッ
スバルの記憶が解放された。彼の記憶は、ガーフィールを倒した所まで戻った。
泉鏡花は急に視界が無くなり、混乱する。
暗闇の中、スバルは泉鏡花の小刀を奪い、蹴とばす。
スバルは泉鏡花に向かって突進する。
だがスバルは、せっかく得た小刀を宙に放り投げる。
スバルは一瞬の隙を付き、泉鏡花の頭部を叩き蹴ろうと飛びかかる。だが、すんでのところで回避される。
スバルは、一歩後ろに飛んだばかりで、少しバランスが崩れていた泉鏡花の着物の端を掴み、引き倒す。
そのまま、さっき中に投げたナイフを見えざる手で回収し、転んだ彼女の首元に突きつける。
リゼロ陣営VSポートマフィア
ポートマフィアの降参により、リゼロ陣営の勝利。
この戦いでスバルが行った契約が、その後の彼らの運命を変えてしまう事を、彼はまだ知らない。

























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!