次の日の朝___
がらららら
勢いよく自身の身長の2倍ほどの教室の扉を開ける___
このキャラを作るのにも慣れたもんだ。
だけど、___
今日だけは、何かが違った___
そう、女子の反応が___
昨日より格段に薄い
そう悟ったとき、彼奴が口を開いた
は、?
何を言い出すのかと思うと、
そんな嘘を吐いて来るとは思わなかった
今日も今日とて愚かな柊を見下すべく、
みんなの方を振り返ると___
私の事を睨めつける女子の顔が6つ並んでいた
これじゃ、可愛い顔が台無しである。
私がみんなに対してそう言うと___
いつもの暖かい雰囲気とは反した
冷たい否定的な声が沢山挙がった
その中には自分に覚えのないものも___
このキャラでもしっかり訴えようと、
かなり一生懸命に抗議したが___
どうやら、解ってくれなかったようで、
ヒーローの卵の中に
良心をお持ちの方はいらっしゃらなかったようです。
「くれへんかな?」と聞かれても。
分からないものは分からないものである。
身に覚えがない話を
その場の作り話で解決させろと?(多分違う)
ばんっ
良質な木製の机を勢いよく叩く音が
教室内全体に木霊する
悶々と考えていただけなのに
”黙っている”と受け取られたそうです。
チッ
空気読めよクソメガネ
そう正直に伝えてやると___
次々と罵声を浴びせられる
これではまるで、昨日と立場が逆転したようにも___
待て、立場が逆転___、?
柊の意図がわかったその刹那、
柊が不敵に笑ったように見えた
そういう事か___
つまり、柊は___












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。