あなた…桃機関、練馬地区、一般隊員
私は、桃機関のごく普通の一般隊員である。
しかし、ここ最近、私の平凡な日常に変化が訪れている。
…何なんだこの馬鹿でかい段ボールは。
しかも結構重い。
そう言って、桃華隊長が素早く箱を開けると…
え?竹馬??ミョリンパ先生って誰…?
クセ強い人来たァァ…
そんなこんなで、異動初日に占いのことを聞かされるとは思ってもいなかった。
その日からは、何かと桃華隊長と会うことが多い。(隊長がこっちに話しかけてくる。)
その後、自分が出た占い結果について30分語られた。ここは割愛。
詳細を隊長に教える。
本日から、桃華月詠の秘書?になりました。
秘書といっても、常に隊長室に居ろとかいうわけではなく、
通常の一般隊員としての仕事はできるが、隊長に呼ばれたら、何かと付き合わされる。
買い物の帰り…(途中は割愛)
月詠さんが今回くれたアロマオイルは、私が結構好きな香りだった。
月詠とお揃いである。
月詠さんは、私を買い物に連れていくことが多いが、高頻度で私にも物をくれることが多い。
最近は、なんだかんだ言って、月詠さんとの買い物が楽しみになりつつあった。
そんな感じで、月詠さんと過ごす時間が増えるごとに、時間が惜しいと思ってしまうようになった。
月詠さんは、重度の占い信者。反対に私は、最初はというか今もだけれど、占いはあんまり信じていない。
だけど、その反面、月詠さんは戦う時に、とても綺麗でロマンチックだと思える技を使う。
それに、さりげなく優しいところとかも…
…あぁ、私は、いつのまにか月詠さんのことが好きになっていたのかも知れない。
そんな平和な日々を送っていたが、私の身にある大きな事件が起きた。
突然の鬼の襲撃で、そこで臨機応変して戦っていた私の親友が、殺されてしまったのだ。
本当に突然の出来事だった。だから、こちらに応援要請もできなかったという。
私がそのことを伝えられたのは、事件発生から約5日後。
当時の状況は、凄惨なものだったらしい。
どの死体が誰のものかも分からなかったという。
偶然にも、私の親友は、顔が判別できる状態だった。
だが、何もできなかった無力感と、突然親友を無くした喪失感は、言葉に言い表せなかった。
その時、月詠さんが私を優しく引き寄せて抱きしめた。
月詠さんが、自分を信じてくれと言った瞬間、
私は自分が意識するよりも先に、月詠さんに助けを求めようとしていた。
そして、今まで胸の中で閉じこめていた感情が、一気に溢れ出した。
私が泣き止むまで、月詠さんはずっと私を抱きしめてくれていた。
そうして、占いから始まった二人は、運命の筋書き通りに結ばれましたとさ。
「占いから恋、始まりました。」 完
これにて、
これにて、5話終了!
月詠さんが、夢主に真っ直ぐに気持ちを伝えるのが見たいです。
次回もお楽しみに〜













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。