岩と睨めっこし始めてから3日がたった.
精一杯呼吸を使っても岩は全然切れなかった.
そこには狐のお面をつけた同年代くらいの男の子がいた.
そう言った狐のお面の男の子は私に急に刀を振ってきた.
私の精一杯の技もあっけなく交わされて攻撃を入れられる.
あれから、真菰ちゃんはずっと付きっきりで私にたくさんのことを教えてくれた.
そう言って、私にシロツメクサの冠をくれた.
真菰ちゃんは不思議な子だった.私には友達がいなかったから真菰ちゃんに出会って凄く稽古も楽しくて、でも真菰ちゃんはなんか消えちゃいそうな感じだった.
あれから3ヶ月
そう言って思いっきり刀を振った時だった.
その瞬間、カランと音がして、鯖兎の顔が見えた.
凄く優しい顔だった.
そして私の目をじっと見て私の手を握って、
その瞬間、真菰ちゃんは消えてしまった.
そう言って鯖兎もいなくなってしまった.












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!