第11話

Chapter【Ten】
265
2026/02/23 11:30 更新






《桃side》





次の朝になって……





四人は交渉人のアジトへ行くため家を後にした…















案の定……こいつの熱が急激に跳ね上がって、





呼吸を荒くしていた……






ん、大丈夫なのだろうか、





苦しそうなのはわかるけど……





俺にはどうもしてやれない






大丈夫っ、大丈夫だから




俺はこいつの額に置いていたタオルを変えようと






その場を立った……











『ぎゅ』






って感覚がして振りむいたら





こいつが無意識なのか、





俺の服の裾を握っていた






行かないでと言わんばかりの強さで握る……






振り払えばすぐに解けるはずなのに…






何故か、それが出来なかった……






















《黒side》





あぁぁぁ、逃げたい……この車から降りたい、






なんで俺も着いていこうと思ったんだろ……








ピリピリしてて苦しい……







京本は、大丈夫なのだろうか……





朝熱を測ってるとことしか見なかったから……







今日の作戦なんだけど




あ〜やばい……何も頭に入らないっ





ねねっ、さっきから無線鳴ってない?
あっ、ほんとだ



樹が無線を取った




きょも?……どうしたの?





『……をっ……したっ!』



……
えっ?なんて言ってんの?
『だからっ!目をっ、覚ましたっ!』
はぁ?
えぇっ?それっほんとぉ?




まじかよ
『ほんとっ!ほんと……だか……』


























つづく

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