頑張り屋さんの続き
青桃
桃 side
オフィスに1つの
光りとタイピング音が木霊する
やけになって酒を飲んでから
一体何時間たったのか
もう体は限界に近い
..... まろはもう寝てしまっただろうか
辞めたい ___
そんな弱音は誰に聞かれる事もなく
静かな闇に消えていった
朝4時に起きてご飯も食べず
ミーティングをしてそこから取引して
愛する人とも会話する事も叶わず
ここ数時間ずっと孤独に座って仕事
もう正直本音を言うと辞めてしまいたい
だけど俺は社長だリーダーだ
上に立つ者。
だから弱音を吐いては行けないんだ
でも 、 でも 本音を言ったらさ
誰か、誰でもいいから
お疲れ様って言って
もう休んでもいいよって
頑張ったねって
そんな言葉を零すと同時に
気づけば自分の瞳から涙が零れ落ち
キーボードを濡らしていた
冷静な俺だったら即座に吹き
仕事を再開しているのだろうが
今の頭ではそれは難しいらしい
しばらくの間何もする気が起きず
涙で濡れたキーボードをただ
じっと見つめていると
頭上からある聞き馴染みのある声がした
先程ないこからLINEで
「 tすag 」
なんて謎な暗号みたいな文が
送られてきていたから
何事かと思い急いで会社に来てみれば
そこにはないこが飲んだであろう
ほろ酔いの缶が2本と
俯きながら涙を
流しているないこの姿があった
前々からないこが
何か抱え込んでいる気配は感じていた
ただ無理やり話させるのは
良くないと判断し放置していたら ...
... やっぱあん時放置する
べきや無かったな
そう俺が言い放つと
ないこは心当たりが無いのか
目を見開き自分のポケットに
手をかけスマホを取りだした
自分がLINEをした事すら
覚えてないなんて ...
どんだけこいつは無理しとるやほんま
もう頼むから無理をしないでくれ
ないこが泣いとる姿なんて ....
見てられないから __












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。