第10話

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2025/03/12 12:49 更新





    « 五 条 s i d e »






伊 地 知
伊 地 知
     良かったんですか、これで     






    4人を帳内へ送り出し数分、

    運転席に着いていた伊地知が言った。




悟
     今現在、あの子達に
必要なのは" 欲深さ "だ
悟
     あなたには特にね     





    落ち着いてそう話す________




    今回のメインは " あの3人悠仁・恵・野薔薇 "じゃない

    それが何を意味するのかは

    残念だが、まだ教える訳にはいかない





伊 地 知
伊 地 知
     ですがこの任務は__     
悟
     " 特別1級任務 "     
伊 地 知
伊 地 知
悟
     危険は承知だよ
最悪、何かあれば僕が出る






    何故、僕がそんな事をするのか

    伊地知も薄々気づいていてはいるだろう。

    口に出さないのは気遣いかな、凄いね




伊 地 知
伊 地 知
     学長や上層部は
この事を把握しているんですか…?
悟
     いや、知ってるのは     
僕と伊地知だけ
悟
     誰かに喋って下手に
噂されても困っちゃうからね
伊 地 知
伊 地 知
     …程々にしないと
後で怒られますよ?





    眼鏡を指で上げながら、
  
    硬い表情で警告してくる伊地知_____



悟
     ( どの口が言ってんだか笑 )     







    そんな警告を真面目に聞くはずもなく

    ただただ時間が経つのを待っていた____

    まあ、怒られるのは伊地知もだし

    別にいいっしょ笑

    
 


伊 地 知
伊 地 知
     というか、五条さんの計画なら
あの3人は必要無かったのでは…?
彼らは既に特級呪霊を倒している
悟
     普通に考えればそうなるね
でも、彼女の場合は違うんだよ
悟
     "自信"が極端に少ないんだ
自分の力を無意識に制御しすぎてる







    以前、訓練をしていた時に感じた____

    「 自分は弱い 」と思い込む事による

    " 術式制御 "言わば" 自己洗脳 "を

    彼女は無意識に行っている。




伊 地 知
伊 地 知
     ですが、それは
封印の所為だと前に…
悟
     僕も最初はそう思ったんだけどね     
気が変わったって所かな





    「 気分屋にも程がある 」と

    言いたそうな顔で、こっちを見ながら

    溜息を着く伊地知_______

    そんな事を全く気にせずに話し出す



悟
     ま、今回は"賭け"だよ
上が前から進めてた
プロジェクトの1部にね
伊 地 知
伊 地 知
     まさか、あの…!!     
悟
     やり方は気に入らないけど     
やってる事は最もだ
できる限り計画を利用する







    僕だって腐ったミカン達に協力するのは

    気が乗らないが、しょうがない______

    利用出来るものは最大限に利用する。

    それが僕のやり方だ




伊 地 知
伊 地 知
     つまり、彼女達を試すと     
悟
     まあね     





    軽く返事をすると、黙り込んだ伊地知___



伊 地 知
伊 地 知
    「 対五条悟用実戦訓練 Lv5.0 」
上層部が考えたプロジェクト……
五条さん、よく許可しましたね
悟
     僕を倒せる程の術師が生まれれば     
術師の負担を大幅に減らせる
悟
     金だけはいっぱい余ってるからね     
特級呪霊に対抗する為なら
手段は選ばないはずだよ





    「 ふざけた計画だよねー、ウケる 」

    なんて変にニヤケながら言った_____

    実際そうだろう

    " 五条悟を殺せる術師を育てる "

    とか、馬鹿げた事をするんだもん笑




悟
     ( ほーんと、呪詛師側に
寝返ったらどうすんのかね笑 )







    そんな事を考えながら、

    僕達は4人の帰りを静かに待った_____






悟
     ねー、何か甘い物無いの?     
伊 地 知
伊 地 知
     自分で買ってきたらどうですか     
悟
     え"     







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