« 五 条 s i d e »
4人を帳内へ送り出し数分、
運転席に着いていた伊地知が言った。
落ち着いてそう話す________
今回のメインは " あの3人 "じゃない
それが何を意味するのかは
残念だが、まだ教える訳にはいかない
何故、僕がそんな事をするのか
伊地知も薄々気づいていてはいるだろう。
口に出さないのは気遣いかな、凄いね
眼鏡を指で上げながら、
硬い表情で警告してくる伊地知_____
そんな警告を真面目に聞くはずもなく
ただただ時間が経つのを待っていた____
まあ、怒られるのは伊地知もだし
別にいいっしょ笑
以前、訓練をしていた時に感じた____
「 自分は弱い 」と思い込む事による
" 術式制御 "言わば" 自己洗脳 "を
彼女は無意識に行っている。
「 気分屋にも程がある 」と
言いたそうな顔で、こっちを見ながら
溜息を着く伊地知_______
そんな事を全く気にせずに話し出す
僕だって腐ったミカン達に協力するのは
気が乗らないが、しょうがない______
利用出来るものは最大限に利用する。
それが僕のやり方だ
軽く返事をすると、黙り込んだ伊地知___
「 ふざけた計画だよねー、ウケる 」
なんて変にニヤケながら言った_____
実際そうだろう
" 五条悟を殺せる術師を育てる "
とか、馬鹿げた事をするんだもん笑
そんな事を考えながら、
僕達は4人の帰りを静かに待った_____















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。