いつもの練習終わり、
ヨガでもしようかと部屋へ向かっていると。
…目の前には元カノがいた。
1番会いたくなかった。
もう二度と顔を合わせることはないと思っていたから
驚き、というよりも
何か文句を言われるんじゃないか、という
面倒臭いと言う感情がいちばん強かった。
俯いて気まずそうに顔を顰めるあなた。
きっとこいつだって俺に会いたくなかったはずだ。
何のためにここに来たのかさえ聞き出せば
こいつを避けるのも難しくはないだろう。
…友達も恋人も、
俺はもう、何も要らないんだ。
失くした時の喪失感を、二度と感じたくないから。
あなたが突然大声を出すから
少し驚いてしまう。
あなたは前と何ら変わらないように、
気丈に振る舞って居たけれど
でもその笑顔は引き攣っていて、
きっと俺に対して怒っていて。
“もうお前なんかいらない”
そんな雰囲気を感じた。
なんだよ、それ。
なんだよその目。
お前は、俺の事好きだったんじゃ無いのかよ
もう、お前も俺を要らないって言うのかよ。
もう長い間、あなたとは関わっていなかったから
てっきり俺もこいつの事なんて忘れていると思ってた。
…だけど残念なことに、
俺は心底、こいつに惚れているみたいだ。
➽ おまけ
その後、潔を見たものは居なかった。
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過去編ですガタガタですね🙄














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。