pr side
おれは今日も売れるはずのないマッチを売りに行く。
優しかった母も失い、独りで生きていく決めたあの日から、まともな食事を口にしていない。
お腹は空き、足先や手は寒さで感覚を失いつつある。
そりゃそうか、12月の末ともなると雪が降り始める。
そのうえ、俺が着ているのはフード付きの上着だけ、
そんな事を思っていると
あー、落ち着け俺!!!
いくらこの人が距離近すぎるからって
コミュ障だすなばか!!!!!おちつけ、
なんかやった!おかねだ(
そこから他愛もない話ばかりした。
さっきのおにーさんはころんと言うらしい
ころんさんが仕事めんどくさいだとか、
マッチが冬なのに売れないとか
ふところんさんが思い出したように言った。
恩は返さなきゃだし












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。