第2話

君との最初の日
10
2025/07/09 15:50 更新
家についた。

彼女は笑顔で言った。
桜花
すごいです…!
ここがあなたのおうちですか⁉
あなた
ああ、そうだよ。
そういえば君の名前はなんていうの?
桜花
あ、私は桜花って言います!
あなた
桜花か、これからよろしくな!
僕はあなたって言うんだ!
桜花
あなたですか…?
よろしくお願いします!!
彼女の笑顔に思わず僕も微笑んだ。
あなた
それで、ご飯でも食べるか?
手料理でいいならすぐに作るぞ?
桜花
本当ですか!!
私食べたいです!
あなた
わかった。すぐ作るから座って待ってて
そう言いながらキッチンに向かった。
桜花
はーい!
彼女はそう言いながら席に着いた。

僕はトーストと目玉焼きを作り、テーブルまでもっていった。
あなた
はいどうぞ、たくさん食べてね。
桜花
はい!いただきます!!
彼女はそう言いながらトーストを食べ始めた。

よほどお腹が空いてたのだろう。

僕はそう思いながら桜花の向かい側に座った。
あなた
そういえば君はどこから来たの?親は?
桜花
わ、私は…その…、研究所から逃げ出してきて…
「研究所」という言葉に驚いた。

いや、内心は分かっていたのかもしれない。

猫耳と尻尾が生えている人が自然に生まれてくるわけがないから。
あなた
そ、そう…。
でも何で研究所から逃げ出したの?
外に出ても差別されるだけで居場所はないなんてないってわかっていると思った。
桜花
研究所では…、とてもひどい扱いを受けて…、毎日実験で…、痛くて…、
桜花の目から少し涙があふれた。

僕はそんな涙を見て言葉を失った。
あなた
そ、そう…、ごめん…、余計なこと聞いて…、
桜花
い、いえ…!私のほうこそこんな話しちゃって…
二人の間が気まづくなった
あなた
と、とりあえず今日は寝たら…?疲れたでしょ…?
桜花の食べたご飯の食器を片付けながら言った。

時計を見ると0時を過ぎていた。
桜花
は、はい!私はどこで寝たらいいんですか…?
あなた
あ、ベッド使いな。二つベッドあるから
桜花
は、はい!わかりました!おやすみなさい
あなた
ああ。おやすみ
彼女はそう言って寝室に入っていった。

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