あれからさらに数日、佐々木さんのいない二年三組は今日も平和。
徐々に元に戻っていって、今では会話することも日常と化した。
どさっとカバンを机に置くと、隣で優雅に本を読んでいた彼女が、
「おはようございます。今日もいい天気ですね♪」と話しかけてきた。
「そんなことないです!皆さんもできます」という彼女に対して、「無理だよ」と言った。
それはこの学年の誰もが口を揃えて言うよ。
数学A担当の小林先生は、とてつもなく話すのが遅く、もごもごしているため、言っていることがほぼほぼわからない。
だからうちのクラスは、、
夜星さんに質問攻めするのが日課。(数学Aだけじゃないけど、、)
俺もそのうちの1人。わからない問題を聞いている。
けど、今はやめておこう、、すっごく大変そうだし。
1人のクラスメイトに、大勢で頭を下げるクラスメイトを見るのはなんかこう、、変な感じだった。
自席で静かにご飯を食べていると、うちのクラスの複数の一軍女子(ほぼほぼがギャル)が話しかけてきた。
俺は今、俺の髪をギャルから説教をされているのか
思わず敬語になってしまったのに対して、
「敬語外せし」と怒られた。
抵抗してもこれは無理だと思い、諦めた。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。