: lrn side俺が成瀬先輩に惚れたのは入学してすぐの時。
2期生が1期生を案内する役をしてくれた時だ。
緊張している俺は先輩の容姿もまともに見れなかった。
そんな時、成瀬先輩が話しかけてくれた。
無邪気に笑う成瀬先輩の顔が、凄く可愛くて。
もっと仲良くなりたいと思った。
だから、毎日のように2期生棟まで足を運んだ。
2期生の先輩方からの目線は正直、怖かった。
でも、成瀬先輩に会えた時には恐怖心を忘れた。
いつも会えば
「 可愛い 」
と、言ってくる成瀬先輩に俺は
「 かっこいい、惚れちゃった 」
なんて言わせたくて、頑張ってるところだ。
2025-02-14
体育の時間の時、グラウンドから成瀬先輩を見ていた。
窓際に座り授業の話に飽きているのか、
頬杖をつきながら外を眺める成瀬先輩は
とても美しく、どこか儚く、
いつもの明るいイメージはなくなっていた。
すると、こちらに目を向けてきた。
俺に気付いたのか、手を振ってくれた。
だから必死に手を振り返す。
スマホ画面の通知にはそう文字が浮かんでいた。
先生にお腹が痛いと伝え、保健室に向かう。
保健室には先生が居らず、代わりに成瀬先輩が居た。
先輩がかっこいいと思う相手は俺だけがいい。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。