相変わらず外は寒くて、霧がかっていた。
そんな今はまさに冷えきっている僕の心みたいだ。
一昨日まではこんな寒い時でも
先輩が隣にいて、心は常に熱かった。
白い息を吐きながら先輩と2人で「寒いわ。w」
だなんて話しながら歩いてたし。
そう考えながらとぼとぼ歩いていた時、
後ろから足音が聞こえて振り返ってしまった。
誰かなんてわかりきってるのに。
それはヘッドホンをつけパーカーを着込んで、
白い息を吐きながら手を温めている先輩だ。
その先輩は元彼のテサニヒョン。
テサニヒョンは「おはよ」だけ口にして
そのまま通り過ぎてしまった。
当たり前だよね。僕なんかに会いたいわけないよね。
それに、テサニヒョンは、
僕と付き合ってた頃とは違う姿。
黒かった髪の毛は金髪になり、
つけてなかったピアスとネックレスもつけ、
パーカーを着込み出していた。
前のテサニヒョンじゃありえないくらいに。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。