佐鉄漿はビビりで転けることが多いけど 、
こんな危機にも間一髪で避けれるんだ 。
中々に運が良い奴 … 。
新しい刀を肩にトンっと当てれば
しっくりした感じが伝わってくる 。
やっぱり佐鉄漿が作った刀は良いね 。
( ドドンッ
蜜璃を喰った石竜子を斬るととても柔らかかった 。
斬った後にすぐ塵となって雷の神のような
鬼は消えた 。
恐らくあの竈門炭治郎たちが本体を …
私はみんなの所へ走っていく蜜璃を見届けて
一足先に里を去ろうとした 。
だけどもう一度だけ無一郎を見守りたかった 。
¯ 無一郎 side -
( ドンッ ギュッ …
甘露寺さんに抱きつかれた時 、
一瞬 崖の上から人影が見えた 。
よく目を凝らして見てみると …
こっちを見て微笑んでる姉さんがいた 。
なにそれ 、姉さんは生きてたの?
俺と同じ鬼殺隊に居たなんて …
なんで教えてくれたなかったの?
もう死んだと思って …
ちょっと見すぎたかもしれない 。
私の視線に気づいたのか
無一郎と目が合ってしまった 。
だけど私を見て固まってしまった 。
私は固まってるうちに何故か逃げようと
後ずさりしてしまった 。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。