正直私は周りに敵を作らないように生きてきたつもりだった。
いや、正確に言えば特に敵を作る行動を意図的にやることはなかった。
今回のいじめの発端もただすとぷりのみんなと仲良くしていただけ。
それだけで私の大切な友達を奪っていった。
平穏な生活を奪っていった。
いじめの理由なんてどこにも見当たらない。
特に危害を与えたつもりはないんだけどねぇ…
人はとにかくないものねだりな生物だ。
自分に持っていないものを持っている人を見ると気が狂うほどに嫉妬心が湧く。
それに巻き込まれただけだけど、それで私に損害があるとするとまた話は別
このいじめにも少し蹴りをつけなきゃいけないしね。
使えるものは使っときたい
そういった瞬間に晴れ晴れとしていたアイドルの顔が曇りがかる。
苦しくて辛くて気づいてほしくて…そんな感情がこもったような表情に
その表情からのSOSに私は気づいていながらもそのSOSは無視をした。
自分もいじめられているのに私はずいぶんと非情になったもんだな~
いじめは人の人格すら変えてしまうってか。
まぁだからと言ってもう止めれないけどね
教室に入るなり甲高い声と蹴りを食らった。
はぁ。邪魔くせぇ
星たちは…帰ってないね!よかった巻き込まなくて
私が汚くなっても守りたいものはあるからね
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。