第64話

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2022/09/09 10:00 更新
正直私は周りに敵を作らないように生きてきたつもりだった。

いや、正確に言えば特に敵を作る行動を意図的にやることはなかった。

今回のいじめの発端もただすとぷりのみんなと仲良くしていただけ。

それだけで私の大切な友達を奪っていった。

平穏な生活を奪っていった。

いじめの理由なんてどこにも見当たらない。

特に危害を与えたつもりはないんだけどねぇ…

人はとにかくないものねだりな生物だ。

自分に持っていないものを持っている人を見ると気が狂うほどに嫉妬心が湧く。

それに巻き込まれただけだけど、それで私に損害があるとするとまた話は別

このいじめにも少し蹴りをつけなきゃいけないしね。

使えるものは使っときたい
(なまえ)
あなた
ねぇ、あんたさ
光園 美麗
光園 美麗
何かしら?
(なまえ)
あなた
協力してよ
光園 美麗
光園 美麗
協力?何によ
私はいじめなんかに加担したくないわ
(なまえ)
あなた
いじめじゃないよ。
取り返すだけ。
奪われたものを
光園 美麗
光園 美麗
あんたよく私から奪っていったのにそんなこと言えるわね。
でもいいわ。気晴らしにでも付き合わせて
(なまえ)
あなた
助かるよ。
それじゃあ戻ろうか。教室に
光園 美麗
光園 美麗
…えぇ
そういった瞬間に晴れ晴れとしていたアイドルの顔が曇りがかる。

苦しくて辛くて気づいてほしくて…そんな感情がこもったような表情に

その表情からのSOSに私は気づいていながらもそのSOSは無視をした。

自分もいじめられているのに私はずいぶんと非情になったもんだな~

いじめは人の人格すら変えてしまうってか。

まぁだからと言ってもう止めれないけどね
ぶりっ子
ぶりっ子
きゃぁ~♡あなたちゃんが睨んできたぁ♡
もぶくん助けて~
クラスの人
クラスの人
きっしょ!死ねよ!
アイドルと二人で登場なんて悪者同士の仲良しこよしか?
お前ら気持ち悪いんだよ
教室に入るなり甲高い声と蹴りを食らった。

はぁ。邪魔くせぇ

星たちは…帰ってないね!よかった巻き込まなくて

私が汚くなっても守りたいものはあるからね

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