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第19話

約束…💜🖤☃️【2】
887
2023/07/31 03:00
目黒side


家の前にやって来た、、

俺も前に進まなきゃなのに、、

嫌な記憶が蘇ってきて、怖くて足が動かない、、

すると、
深澤辰哉
深澤辰哉
蓮、大丈夫、、俺がついてるよ
そう言って、優しく手を握ってくれた、
目黒蓮
目黒蓮
辰哉くん、、
もし、母さんが帰ってきてたら、

何をしでかすかわからない、、

辰哉くんを危険な目に合わせないために

俺は1人で入る事にした、、
目黒蓮
目黒蓮
辰哉くんは、、ここで待ってて?
深澤辰哉
深澤辰哉
え?でも、
目黒蓮
目黒蓮
大丈夫、、荷物取るだけだし、、ね?
深澤辰哉
深澤辰哉
わかった、、
なんかあったら絶対呼ぶんだぞ?
目黒蓮
目黒蓮
うん
ガチャ


ドアをあけた

家の中には誰もいなかった、、

しかし、前よりも散らかってる気がする、、

もしかすると、

母さんは戻ってきてここで暮らしてるのかもしれない

早くしないと帰って来ちゃう、、


急いで支度をして家を出た
目黒蓮
目黒蓮
辰哉くん!お待たせ!
深澤辰哉
深澤辰哉
おっ!大丈夫だったか?
目黒蓮
目黒蓮
うん!でも、多分ここに母さん住んでるっぽい、、
深澤辰哉
深澤辰哉
そっか、じゃあ会っちまう前に帰ろうか!
目黒蓮
目黒蓮
そうだn…
蓮、、?蓮!!
目黒蓮
目黒蓮
っ、、か、母さん、、
今までどこに行ってたの?!
探したんだから!
目黒蓮
目黒蓮
ど、どこだっていいだろ
そちらの方は?
目黒蓮
目黒蓮
母さんには関係ない
もう、そんな言い方ないじゃない
またここで一緒に暮らすのよね?
目黒蓮
目黒蓮
いや、俺はもう母さんとは住まない、、
変な冗談言わないで、ね?
蓮はお母さんから離れないわよね?
目黒蓮
目黒蓮
冗談なんかじゃない、、
深澤辰哉
深澤辰哉
蓮、、
目黒蓮
目黒蓮
あっ、ごめん、辰哉くん、、行こ?
待ちなさい!!!

パシッ


手首を掴まれてしまった、、
待てって言ってるでしょ!?
目黒蓮
目黒蓮
離して!
口答えするの?
目黒蓮
目黒蓮
俺はもう母さんと一緒にいたくない!!
なんて事言うの!!
ヤバい、、叩かれる、、

俺は覚悟して目をギュッと瞑った、、


バチンッ


痛々しい音、、あれ、でも、痛くない、、

恐る恐る目を開けると

俺の前でうずくまる辰哉くんの姿が、、


目黒蓮
目黒蓮
、、辰哉くん!!
深澤辰哉
深澤辰哉
イッテー笑
久しぶりにこんなビンタ受けたわ笑
目黒蓮
目黒蓮
大丈夫?!
深澤辰哉
深澤辰哉
なんとか笑
目黒蓮
目黒蓮
ごめん、、俺のせいで、
深澤辰哉
深澤辰哉
そんな顔すんなよ、、
蓮のせいなんかじゃないよ?
目黒蓮
目黒蓮
でも、、、
深澤辰哉
深澤辰哉
大丈夫だから、、な?
目黒蓮
目黒蓮
うん、、
許せない、、

大切な辰哉くんを、、

こんな目に合わせて、、、

守るって決めたのに、、
なんで、、なんで邪魔するのよ!?
深澤辰哉
深澤辰哉
なんでって、、、
決まってるじゃないですか、、
蓮が大切だからです
大切な人を守って何がいけないんですか!
目黒蓮
目黒蓮
辰哉くん、、、
深澤辰哉
深澤辰哉
蓮は今まで沢山我慢してきたんです、、
辛い時も誰にも頼れず、1人で耐えてきた。本当に大切なら辛い思いなんてさせないはずです。あなたも誰かに見捨てられる気持ち痛いほどわかってるでしょ?だからもう、これ以上蓮を苦しめないでください、、
深澤辰哉
深澤辰哉
お願いします、、、
そう言って、辰哉くんは母さんに深く頭を下げた

俺も一緒に頭を下げた、、

ゆっくり顔を上げると、、

母さんはポロポロと涙を流していた、、

悲しそうで、寂しそうで、何かを後悔しているような顔

母さんのこんな顔初めて見た、、

目黒蓮
目黒蓮
母さん、、ごめんね
俺、母さんがいなくなって、学校でもいじめられて、色んな辛いことが沢山あったんだ、、でも、そんな時に辰哉くんと出会って、俺の命を、心を救ってくれたんだ、、俺、もう一度やり直したいんだ、、薄暗くて寂しかった人生を変えたいんだ、、
目黒蓮
目黒蓮
だから、、さよなら、お母さん
俺を産んでくれてありがとう、、
俺は辰哉くんの腕を掴んで

母に背を向け、前へ進んだ
蓮、ごめんね、、
小さな声だけど、泣きながら謝る声が聞こえた、、
目黒蓮
目黒蓮
 、、、泣
深澤辰哉
深澤辰哉
、、、
辰哉くんは何も言わずただ優しく手を握ってくれた

沢山ひどい事もされたけど、、

楽しい事だって沢山あった、、

何しろ俺にとってはたった1人の母親だから、、

俺も前に進むから、母さんも前に進めるように、、
目黒蓮
目黒蓮
辰哉くん、ありがとう
深澤辰哉
深澤辰哉
ん?
目黒蓮
目黒蓮
守ってくれて、一緒にいてくれて、、
深澤辰哉
深澤辰哉
ううん、守りたくて守ってるし、一緒にいたいからいるんだよ?
目黒蓮
目黒蓮
ありがとう///
深澤辰哉
深澤辰哉
うん、//
目黒蓮
目黒蓮
これからよろしくね、辰哉くん!
深澤辰哉
深澤辰哉
よろしくな!蓮!
それから、

家事を分担したり、一緒に買い物に行ったり、

辰哉くんが大好きなゲームをしたり、、

色んな事をした、、

俺の辰哉くんへの気持ちはどんどん大きくなり、

きっとこれが恋だということに気がついた、、、

だけど、、告白なんてしたら、

もう一緒にいられなくなるかもしれない、

今の関係が壊れるのが怖くて、、

俺はこの気持ちを隠し通すことを決めた、、














半年後


俺は高校3年の夏を迎えた
深澤辰哉
深澤辰哉
なぁ、蓮?
目黒蓮
目黒蓮
ん?どうしたの?
深澤辰哉
深澤辰哉
進路、決めたのか?
目黒蓮
目黒蓮
うん
深澤辰哉
深澤辰哉
えっ、決めたの?!
目黒蓮
目黒蓮
う、うん、、なんで?
深澤辰哉
深澤辰哉
いや、夢ないって言ってたから
目黒蓮
目黒蓮
夢、できたんだ、、
深澤辰哉
深澤辰哉
えっ!!何?
目黒蓮
目黒蓮
内緒!
深澤辰哉
深澤辰哉
大学?専門?就職?
目黒蓮
目黒蓮
それも内緒!
深澤辰哉
深澤辰哉
お金は?大丈夫なの?
目黒蓮
目黒蓮
バイトで貯めてたのあるし、それと、、、
この間、たまたま母さんにあって、、父さんが死ぬ前まで2人で貯めて俺のための通帳、、渡してくれて
深澤辰哉
深澤辰哉
よかったな!
でも、お母さん大丈夫そうだった?
目黒蓮
目黒蓮
うん、今は、スーパーでパートして頑張ってるんだって!俺のためのお金なんて知らなかった、、家のお金なんて全部使われてたと思ってた、、
深澤辰哉
深澤辰哉
どんな事があっても、心のどこかでは蓮のことを思ってくれてたんだね
目黒蓮
目黒蓮
うん、、
深澤辰哉
深澤辰哉
お母さんも頑張ってるなら、蓮も夢に向かって頑張んないとな!って俺もか!笑
目黒蓮
目黒蓮
そうだね!頑張る!!
それから俺は、その夢を叶えるために

最初の目標である、志望校に受かるために沢山勉強した

どんなに仕事が忙しくても家事をしてくれたり

苦手な料理だって俺のために作ってくれたり

夢の事は一切聞かずにただ俺を支えてくれた辰哉くん

今まで、沢山助けてもらった分、

次は俺が辰哉くんを支えて、助けるからね


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


深澤side


今日は蓮の志望校の合格発表の日!!

大学なのか、短大なのか、専門なのかすらわかんない、

だけど、蓮の夢に近づけるならと、

俺なりにできる事をやってきた

でもやっぱり気になる蓮の夢、、

あんまりしつこく言って

嫌われるのが怖くて言えなかっかけど、、

本当はものすごく気になる、、



webでの合格発表だから

蓮は自分の部屋で確認するらしい、、

あと、2分、、

俺は落ち着くことなどできるはずもなく、

同じところを行ったり来たり、、


ガチャ


部屋のドアが開く音がした

時計をパッと見ると合格発表時間を5分もすぎていた

ゆっくり歩いてくる足音

確かに、

受かっていたらすぐにでも来てくれるはず、、

、、、ダメだったのかな

どんどん悪い方に考えてしまう、、


目黒蓮
目黒蓮
辰哉くん
深澤辰哉
深澤辰哉
おう、、、どうだった?
目黒蓮
目黒蓮
合格、、したよ!
深澤辰哉
深澤辰哉
えっ、、えっ!!!受かったの?!
目黒蓮
目黒蓮
うん!
深澤辰哉
深澤辰哉
凄いじゃん!!良かったな!!
目黒蓮
目黒蓮
うん!辰哉くんのおかげだよ!
深澤辰哉
深澤辰哉
ううん、蓮が一生懸命頑張ったからだよ!
目黒蓮
目黒蓮
辰哉くんがいなかったら頑張れなかった!
深澤辰哉
深澤辰哉
本当?少しでも力になれたなら良かった
目黒蓮
目黒蓮
少しどころじゃないよ!凄く力になった!
深澤辰哉
深澤辰哉
じゃあ、俺も頑張ってよかったかな!
目黒蓮
目黒蓮
本当にありがとう!
深澤辰哉
深澤辰哉
どういたしまして!笑
でも、なんで部屋から出てくるの遅かったの?
目黒蓮
目黒蓮
えっと、、その、嬉しすぎて、、、泣いちゃって、、心配かけちゃうかなって、、
深澤辰哉
深澤辰哉
そういうことだったんだ!!良かった!
落ちちゃったんじゃないかって、心配だったんだ
目黒蓮
目黒蓮
俺、どっちにしろ心配かけてたんだ、、
深澤辰哉
深澤辰哉
落ち込まないでよ笑
心配くらいさせて?それくらい蓮の事が大切だってことだよ?
目黒蓮
目黒蓮
大切?///
深澤辰哉
深澤辰哉
うん!前にも言っただろ?
大切だから守るんだって、、
守りたいって思ったり、心配したりするくらい大切な存在なんだよ?俺にとって蓮は
目黒蓮
目黒蓮
俺にとっての辰哉くんも凄く大切な存在だよ?///
深澤辰哉
深澤辰哉
っ、、ありがとう///




それからというもの、

蓮は、バイトに沢山出るようになった、

いくつか掛け持ちもして

身体を壊さないように、ちょこちょこ休みは

もらってるみたいだけどやっぱり心配になる、、

これも、夢のためなら邪魔はしたくない、、けど、


深澤辰哉
深澤辰哉
蓮?大丈夫?
今日はバイトが休みみたいで、

ソファでゆっくりしている蓮に声をかける、、
目黒蓮
目黒蓮
ん?何が?
深澤辰哉
深澤辰哉
最近、凄いバイト入ってない?
目黒蓮
目黒蓮
まぁね笑
深澤辰哉
深澤辰哉
身体壊さないようにね?
無理は絶対だめだからね?
目黒蓮
目黒蓮
うん、わかった!ありがとう!









そして、明日からは4月に入る、、

学校の入学式が迫ってきたらしい、、

今日は蓮のバイトもなく、俺も休みだから2人でいられる

一緒にいられるだけでこんなにも嬉しい、、

凄く幸せだ、、やっぱり俺は蓮の事が、、、


ガチャ
深澤辰哉
深澤辰哉
おう!蓮、おはよ!
目黒蓮
目黒蓮
、おはよう


あれ?なんか元気ない気がする、、

気のせいかな、、?


深澤辰哉
深澤辰哉
どした?
目黒蓮
目黒蓮
、、ん?何が?
深澤辰哉
深澤辰哉
いや、なんか元気ない気がして、、
目黒蓮
目黒蓮
そんな事ないよ!めっちゃ元気!
ごめん、寝起きだから元気なく見えたかな?笑
、、作り笑い

、、バイトのしすぎで疲れてる?
深澤辰哉
深澤辰哉
、、そっか!
まっ、なんかあったらなんでも言ってな?
目黒蓮
目黒蓮
うん!ありがと!
やっぱり、なんとなくだけど、、

いつもの蓮じゃない気がする、、

深澤辰哉
深澤辰哉
あっ!そうだ!
せっかくだし、どっか出かける?
目黒蓮
目黒蓮
、、ううん、今日は家で、2人でゆっくりしたいかな
深澤辰哉
深澤辰哉
あっ、、そうだよね!
そうだよな、、

疲れてるんだとしたら、、休みたいよな、、

俺とした事が、、、
深澤辰哉
深澤辰哉
じゃあ、俺自分の部屋にいるから何かあったら呼んで?
目黒蓮
目黒蓮
えっ?
深澤辰哉
深澤辰哉
、、えっ?
目黒蓮
目黒蓮
なんで、行っちゃうの?
深澤辰哉
深澤辰哉
なんでって、疲れてるから休みたいんじゃないの?
目黒蓮
目黒蓮
違うよ?俺は、辰哉くんの2人きりがいいから家に居たいんだよ?
深澤辰哉
深澤辰哉
えっ///
目黒蓮
目黒蓮
辰哉くん、顔真っ赤 笑
蓮が微笑む、、

俺はこの顔が何よりも大好きだ、、

この優しく包み込んでくれる笑顔が

何よりも俺を癒してくれる、、


大好きだ、、苦しいくらいに蓮の事が、、
目黒蓮
目黒蓮
今日は辰哉くんと一緒にご飯作って、一緒にテレビ見て、一緒に寝るんだ!辰哉くんから絶対離れない!!
深澤辰哉
深澤辰哉
どうしたの?笑
今日は甘えたい気分?
目黒蓮
目黒蓮
ダメ?
か、可愛い、、
深澤辰哉
深澤辰哉
全然いいよ?
目黒蓮
目黒蓮
辰哉くんを独り占めだ!!!
子供みたいに喜んで、

小さい声でヤッタ!ってガッツポーズしてる

気づいてないと思ってるだろうけど

丸見えですよー蓮さーん笑

そんな無邪気なところも全部が愛おしい、、、

俺と2人きりがそんなに嬉しいの、、?

そんなに喜ばれたら期待しちゃうよ、、




目黒蓮
目黒蓮
辰哉くん
深澤辰哉
深澤辰哉
ん?
ポンポン


座ってるソファを優しく叩き、俺を呼び寄せた

俺が蓮の隣に座ると、



グイッ


手首を掴まれて、引き寄せられた
目黒蓮
目黒蓮
辰哉くんも今日は、俺から離れたらダメだからね?
深澤辰哉
深澤辰哉
う、うん///
蓮は、そういうと、俺の手を優しく握った、、


映画を一本見終わると、丁度お昼の時間になり、

簡単なパスタを一緒に作った、

トイレに行くにも、飲み物を取りに行くにも

俺が立つと必ず、
目黒蓮
目黒蓮
どこ行くの?
って、少し寂しさそうな顔で聞いてくる、、

そんな顔も愛おしくてたまらない、、

深澤辰哉
深澤辰哉
大丈夫、すぐ絶対戻ってくるから
そう言って蓮から少しだけ離れる


そんなこんなで時間は過ぎて夜の7時を過ぎた
深澤辰哉
深澤辰哉
蓮?夜ご飯どうする?
目黒蓮
目黒蓮
、、辰哉くんのオムライスが食べたい
深澤辰哉
深澤辰哉
わかった!!じゃあ作るね!
目黒蓮
目黒蓮
俺は、見ててもいい?
深澤辰哉
深澤辰哉
もちろん!
食材を出すために冷蔵庫を開ける

急に静かになって、さっきまでずっと隣にいたから

心配になって振り返る



深澤辰哉
深澤辰哉
、、蓮?
すると、俺にスマホを向けていた
目黒蓮
目黒蓮
ん?
深澤辰哉
深澤辰哉
急に静かになったから、、
目黒蓮
目黒蓮
もしかして、心配になった?
深澤辰哉
深澤辰哉
、、、うん
目黒蓮
目黒蓮
ごめんね?
深澤辰哉
深澤辰哉
良かった、居なくなってなくて、、
目黒蓮
目黒蓮
、、、
、、、また、だ

悲しそうな、辛そうな顔、、

バレたくないのか、すぐに微笑む

何か隠してる、わかってるけど

蓮から話すまでは何も聞かない、、

隠してるのにもきっと意味があるはずだから、、
深澤辰哉
深澤辰哉
スマホで何してるの?
目黒蓮
目黒蓮
動画撮ってる笑
深澤辰哉
深澤辰哉
動画?恥ずかしいから撮らないで!
目黒蓮
目黒蓮
思い出だよ?料理してる辰哉くん今までなかなか見れなかったんだもん、、いいでしょ?


そんな可愛い顔でお願いされたら断れないじゃん、、

深澤辰哉
深澤辰哉
もー今日だけだからね?
目黒蓮
目黒蓮
はーい





深澤辰哉
深澤辰哉
はい!オムライス完成!!
目黒蓮
目黒蓮
うわー!!うまそう!!
深澤辰哉
深澤辰哉
ケチャップかけちゃっていい?
目黒蓮
目黒蓮
うん!もちろん!
深澤辰哉
深澤辰哉
じゃあ、そっち持ってくから座って待ってて?
目黒蓮
目黒蓮
はーい


" 頑張れ "

蓮のオムライスにそう書いた



蓮の前にオムライスを置いた
目黒蓮
目黒蓮
、、頑張れ、?
深澤辰哉
深澤辰哉
そう!夢に向かって頑張れって意味!!
どんな夢かはわからないけど蓮の夢なら俺も全力で応援するからね!
目黒蓮
目黒蓮
ありがとう、、辰哉くんは何も書かないの?
深澤辰哉
深澤辰哉
蓮に書いてほしいなーって、、、
目黒蓮
目黒蓮
いいの?
深澤辰哉
深澤辰哉
もちろん!
" ありがとう "

俺のオムライスにはそう書かれた

目黒蓮
目黒蓮
俺を助けてくれて、、
楽しい日々を過ごしてくれて、、
俺の事を大切って言ってくれて、、
守ってくれて、、ありがとう、、
蓮は、そう言いながら、、笑顔で涙を流していた
深澤辰哉
深澤辰哉
蓮、、?
そう名前を呼ぶと、、涙を雑に拭き取って微笑んだ
目黒蓮
目黒蓮
写真撮ってもいいかな、、?
深澤辰哉
深澤辰哉
うん
目黒蓮
目黒蓮
ありがとう


カシャ


目黒蓮
目黒蓮
じゃあ、いただきます!

そう大きな声でいただきますを言うと嬉しいそうに

俺の作ったオムライスを食べてくれた

最初は笑顔だった蓮の目がどんどん水かさを増した
目黒蓮
目黒蓮
美味しい、、美味しい、
やっぱり、辰哉くんのオムライスが1番だ、、、
幸せを噛み締めるように笑いながら

流れる涙がポタポタと机に落ちた、、



2人とも食べ終わり、、

蓮は下を向いたまま名残惜しいそうにお皿を見ていた
深澤辰哉
深澤辰哉
ねぇ、蓮?どうしたの?
なんでそんなに辛そうな顔をするの?
目黒蓮
目黒蓮
、、
深澤辰哉
深澤辰哉
言いたくなかったら、言わなくていいよ。
でも、何か抱えてるんだったら俺も蓮の力になりたい。
目黒蓮
目黒蓮
、、ごめん。ごめんね。


蓮は、ただ俺にごめんと言った、、



そうして俺は風呂に入ってソファでゆっくりしていた

後に入った蓮が風呂から出てきた

さっきの出来事がまるでなかったかのように

笑顔で
目黒蓮
目黒蓮
辰哉くん!髪の毛乾かして?
そう甘えてきた
深澤辰哉
深澤辰哉
いいよ、ここおいで
そう言って足の間に座らせて

柔らかい蓮の髪の毛を乾かす
目黒蓮
目黒蓮
はい!次は辰哉くんの番!濡れたままじゃ風邪ひいちゃうでしょ?
俺からドライヤーを奪うと

今度は俺を蓮の間に座らせた、、

優しくて、温かい手で俺の髪を乾かした、、
目黒蓮
目黒蓮
ちゃんと髪の毛乾かすんだよ?わかった?
深澤辰哉
深澤辰哉
めんどくさいんだもん
目黒蓮
目黒蓮
だーめ、風邪ひかれた方が困るから!ね?
深澤辰哉
深澤辰哉
はーい
「じゃあ、毎日俺が乾かすよ」

とか言ってくれると思ったのに、、
深澤辰哉
深澤辰哉
ふぁ〜
目黒蓮
目黒蓮
大きなあくびですねー笑
そろそろ寝る?
深澤辰哉
深澤辰哉
うん
目黒蓮
目黒蓮
じゃあ行こっか


そう、俺の手を引いて寝室へ向かった

深澤辰哉
深澤辰哉
れん〜ギューして寝たい
目黒蓮
目黒蓮
眠くて甘えたさんになっちゃった?
可愛いなぁ、、
深澤辰哉
深澤辰哉
いい?
目黒蓮
目黒蓮
言われなくてもするつもりでしたよ、
ギュー

ギュッ


そうして俺たちは眠りについた





次の日の朝あんな事があるなんて

この時の俺は想像もしてなかった、、、

もっと早く気づけてれば、、

無理矢理にでも話をきいてたら、、

こんなことにはならなかったのかな、、




NEXT

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大変お待たせしました!

全然投稿できずすみません🙇‍♀️

題名も書いてる途中にしっくりこなくなってしまい変えさせていただきました!

物語が長くなってしまいすみません!

もう1話ほど続く予定ですので引き続き楽しみにしていただけたら嬉しいです!

よろしくお願いします!

プリ小説オーディオドラマ