夜の闇に似つかわしくない
溶け込むには異質な
今日ばかりは
私の胸を高鳴らせる機械音が
一人で暮らすには広く
二人で暮らすには狭い部屋に
こだますことなく
鳴り響く
待ち焦がれていた彼からの連絡
もしこれがまた違ったら
私もそろそろ限界かもしれない
怖さ半分 期待半分
そんな気持ちで
スマホの画面を明るくする
思わず笑みがこぼれる
さっきまで我慢していた涙も
容易に引っ込んでしまった
まるで手紙のような彼のメッセージに
私もたくさん書かないとかな?
というプレッシャーを感じると同時に
楽しめたんだな
良かったな
と私も嬉しくなる
返事を送れば
さっきとは打って変わって
スピーディに既読がつく
感情が伝わりにくいはずの
インターネットを通じたメッセージ
文面からは
彼の優しさが滲み出ていて
本当に私を思って言ってくれたのだと
深く感じて
少し申し訳なくも思う
なんて返そうか
少し迷っていれば
彼から再びメッセージが届く
あぁ、優しい人だなと
つくづく思う
いい歌詞が書けるから
こんなに素敵なことを言えるのか
それとも
素敵な人だから
あんなにいい歌詞が書けるのか
きっと一般的な男性は
「一緒に夜ご飯食べに行きたいな。」
とかで終わるところを
「僕の時間もらってくれない?」
流石にこんなに素敵な人いないだろうと
今日何度目か分からない喜びが
胸に込み上げてくる
喜びが溢れ出て
柄にもなくハートの絵文字なんて使ってしまう
どんな服を着ようか
どのコスメを使おうか
楽しみで胸が高鳴る
彼が
私のこれからの時間を
全てもらってくれるのは
いつになるのだろうか
私も臆病なままでいるのはやめよう
自分を鼓舞して
今度言ってみようか
「あなたのこれからを私にください。」
いかがでしょうか
とりあえず、ウリリーダーのstoryを
書かせていただきました
他メンバーの“NewYear”storyも見たい方がいれば
requestしていただければ書きます!
(元々はメンバー全員分書く予定だった)
是非ともrequestお願いします(^^;;












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。