第33話

Chapter.33
957
2024/06/03 10:47 更新
ー午後ー(中庭)



クレオがベンチに座っていると……


ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
気分は落ち着いたかね、クレオくん。
クレオ
クレオ
…元から落ち着いてるわ。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
なら良かった。
クレオ
クレオ
……ねぇ、何で俺を処分しないの?
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
たしかに君の素行には問題がある。
沢山ある、物凄くある、この上なくある。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
だが、今マッシュ・バーンデッドを
支えれるのは実の兄である君だけじゃ。
クレオ
クレオ
裏切るかも知れないのに?
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
裏切るのか?
クレオ
クレオ
……場合による。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
ワシは君を信頼しておるぞ。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
何だかんだ言って優しい人間であるのは分かっておる。
クレオ
クレオ
優しい?
俺が?
クレオ
クレオ
励ましのつもりか分かんないけど無理あるわよ。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
ワシは嘘はつかん。
クレオ
クレオ
…俺を優しい奴と思うなんて変ね。
クレオ
クレオ
アンタたちにとって俺は最低野郎でしょ。
今までお父様に手を貸してたんだから。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
手を貸す事で、君は優越感を感じられるんじゃろう?
クレオ
クレオ
…まぁ、そうするしかないし。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
ならば仕方あるまい。
それが君の運命じゃからのぅ。



クレオは少し間を空けて校長に聞く……


クレオ
クレオ
……校長は、敵が敵を好きなる事をどう思う?
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
良いと思うぞ。
恋に身分も年齢も何も関係ない。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
……誰か好きなのか?
クレオ
クレオ
そうみたい。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
……オーターくんじゃな?
クレオ
クレオ
……何で分かるの?
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
ハッハッハッ(笑)
そうじゃろうと思ったわい(笑)
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
オーターくんもよく君を気にかけとる(笑)
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
あ、告白するのか?
クレオ
クレオ
しても意味ないわ。
…どうせ結ばれる事はないし。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
それは分からんじゃろう。
敵同士で恋しちゃいかんルールはない。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
若いうちに好きに恋してエンジョイしないかんよ。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
オーターくんは常に婚期を逃しておるしのぅ。
クレオ
クレオ
婚期って…別に結婚するつもりないんだけど。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
お似合いだと思うんじゃがなぁ。
クレオ
クレオ
付き合いたいとかそーいうの思ってないから。
ウォールバーグ・バイガン
ウォールバーグ・バイガン
その気持ちを心に収めとく気か?
クレオ
クレオ
そうするしか方法がないのよ。













ー夜ー(街の図書館)



クレオは1冊の本の表紙を見ている……

クレオ
クレオ
「ハッピーエンド」…
クレオ
クレオ
(題名から見て結末がハッピーエンドなのね…)
クレオ
クレオ
(分かりやすい本…)



そこへ……


レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
お前ってそんな本読むのか?
クレオ
クレオ
……!
クレオ
クレオ
レヴィ…
レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
久しぶりだなぁ、先輩〜?(笑)
クレオ
クレオ
……アンタがその制服着てるって事は
ヴァルキス校に移ったのね。
レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
お前の弟と仲良くやってるぜぇ。
クレオ
クレオ
ロヴィの調子は変わらずなの?
レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
まぁな。
レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
"魔力と身体が弱くなってく" 一方だ。
クレオ
クレオ
(…魔力と身体が弱くなる……)
クレオ
クレオ
(エピデム兄様のモルモットって事ね…)
レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
……つーか、お前そんなキャピキャピな本読むのか?
レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
……「ハッピーエンド」…
お前のキャラじゃねぇな。
クレオ
クレオ
……えぇ、そうね。



クレオは本を戻す……


レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
あン?
その本読まねぇの?
クレオ
クレオ
「ハッピーエンド」だし。
俺には無縁な本よ。
レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
……ふーん、まぁ良いわ。
クレオ
クレオ
話しかけたのは挨拶だけ?
レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
……コッチもだ。



レヴィはクレオの尻を揉む……


クレオ
クレオ
アンタが1年の時から思ってたけど
誘い方ホント雑よね。
レヴィ・ローズクォーツ
レヴィ・ローズクォーツ
お前だって最初は強引に俺の精液奪ってたじゃねぇかよ。



★続く……

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