男たちは急に焦ったように
逃げていった 。
ぺこりと一礼すればヒーローさんは
太陽のような笑みを浮かべた 。
ヒーローさんはひらひらと手を振って
遠くへ消えていった 。
───
« 宇佐美 リト sideいつものように休日にパトロールしていた 。
すると街中で見慣れた雰囲気を感じて
近づいていけば、前髪を短くしたあなたが
男二人組に肩を掴まれていた 。
普通に許せなかった俺は近くによって
あなたを掴んでいる男の腕を優しく掴んだ 。
若干腕に力を込めて言えば、
男たちは焦ったかのように走り去った 。
あなたが俺を俺と気づいていないことに
少し悲しみながらも、可愛いと素直に
伝えられたことに達成感を感じて
まだまだ困ってる人がいないかとパトロールを
再開した 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!