男たちは急に焦ったように
逃げていった 。
ぺこりと一礼すればヒーローさんは
太陽のような笑みを浮かべた 。
ヒーローさんはひらひらと手を振って
遠くへ消えていった 。
───
« 宇佐美 リト sideいつものように休日にパトロールしていた 。
すると街中で見慣れた雰囲気を感じて
近づいていけば、前髪を短くしたあなたが
男二人組に肩を掴まれていた 。
普通に許せなかった俺は近くによって
あなたを掴んでいる男の腕を優しく掴んだ 。
若干腕に力を込めて言えば、
男たちは焦ったかのように走り去った 。
あなたが俺を俺と気づいていないことに
少し悲しみながらも、可愛いと素直に
伝えられたことに達成感を感じて
まだまだ困ってる人がいないかとパトロールを
再開した 。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。