第5話

〝 表 〟と〝 裏 〟 【完】 #ya
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2024/02/01 13:33
 
ya_✟
お邪魔しまーす
あなたのローマ字2文字_໒꒱
えへへっ/// ようこそ〜!
 ニッ、と私が無邪気に微笑むと
 ゆあんくんもニコ、と控えめに笑みを返した。

 今日は___というか、
 私は一人暮らしだから今日も2人きり‼︎

 最愛の彼氏であるゆあんくんと2人っきりで
 家で過ごせるのが何よりも嬉しいんだよなぁ。

 ガチャンッ___。

 と、扉が閉まる音が聞こえた瞬間。
ya_✟
あ”〜………
むりぃ〜……
 ゆあんくんが心底疲れた、とでも言う様な
 声を出して後ろからポスンっと頭を肩に
 乗っけてきた。

 ______きた。

 ゆあんくんの〝オフモード〟___。
 もとい、〝裏〟の顔。
あなたのローマ字2文字_໒꒱
コラコラ。笑
今ここでそんなことやっちゃ
リビング行けないよ〜?
 まだ靴も脱いでないのにこんな密着してたら
 足が痺れちゃうよ〜。笑

 ゆあんくんも、足は痺れたくないだろうs___
ya_✟
いい。あなたが近くにいたらなんでも
あなたのローマ字2文字_໒꒱
……⁈///
 コッ、コイツめ……っ。
 い、今、今の不意打ちは……
 心臓にッ…効いたぞッ………⁈
ya_✟
……なんか心拍数上がったんですけど
 そう言って、鼻で笑ったゆあんくん。
 そのしてやったり、とでも言いたげな顔に
 私はカチン、ときてしまう。
あなたのローマ字2文字_໒꒱
〜〜ッ。
あ、あのねぇ、こっちは裏表ある
貴方にまだ耐性がついてない
というか、なんというか……
ya_✟
いいじゃん、ついてなくても。
あなたの初々しい感じ、
俺は好きだよ
あなたのローマ字2文字_໒꒱
⁉︎///
 こんにゃろッ……。
 なに犬みたいにグイグイ愛情表現
 してくるんだ…ッ‼︎
 
 犬撫でるみたいに撫でくりまわすぞ……⁈
あなたのローマ字2文字_໒꒱
フーッ//   ほら、ゆあんくん?
リビング行こ?
 一度大きく深呼吸してから
 ゆあんくんの方を振り向きそう言うと、
 ゆあんくんは満足そうに「ん、」と頷いた。








 








































 ______初めは、本当に塩だった。

 話も私が常に回していないと続かないし
 相槌も、反応も全部いまいち。

 一時期は

 『本当に私のこと好きなのかな?』
 『なんで付き合ってくれたの?』

 って、ず〜っと思ってて夜も眠れない
 くらいには悩んでいた。

 でも、今はこうしてゆあんくんと惜しみなく
 イチャイチャできる。

 人前では……できないけど。笑

 それは、私が家にゆあんくんを
 連れてきたことがきっかけだった。

 家に入って鍵を閉めた瞬間、
 ゆあんくんがびっくりするくらいに強く
 私を引き寄せてきてそのまま数分間
 抱きつかれていたのを今でも覚えてる。

 あの時は______
 今思い出しても笑えてきちゃうなぁ。

 ほんっとうにベタベタに甘えてきたんだもん。





























あなたのローマ字2文字_໒꒱
(まぁ、それも踏まえて
愛してるんだけど)
 チラリと横にいるゆあんくんを見れば
 バチッと視線がかちあわさって。

 私の家に置いていた自分の家着を着た
 ゆあんくんがニーッて満面の笑みを
 貼り付けている。
あなたのローマ字2文字_໒꒱
にーっ!
 それにつられて私も笑うと
 ゆあんくんは弾かれた様に目をぱちくりさせて。

 そして
 「はぁぁあああああ………」
 とおっきなため息を吐いた。
あなたのローマ字2文字_໒꒱
(え? え⁇)
 戸惑う私を引き寄せるゆあんくん。

 私は、ゆあんくんの隣から
 ゆあんくんの足の間に位置を移動させられて
 そのまま後ろからぎゅーって抱きつかれる。
ya_✟
もう無理。可愛すぎ。
こんな子外に出したくない……
あなたのローマ字2文字_໒꒱
いやいやいや。笑
学校とか買い物とか行くためには
外出なきゃいけないでしょーが。笑
 すごい冗談をぶっ込んできたゆあんくんに
 私がツッコミ気味に答えるとゆあんくんの
 ホールドが更に強くなった。
ya_✟
んーん……
あなたのローマ字2文字_໒꒱
ん?
ya_✟
外出ないでよ……
あなたのローマ字2文字_໒꒱
いや、無理だから。笑
 外出ないで生活はキツすぎるわ。笑

 買い物行けなくなるし、学校も行けなくなるし
 なによりも太っちゃうし……。
ya_✟
買い物も俺行くし、学校なんて行かないでも俺がぜーんぶ教えてあげるよ?
ya_✟
あなたが可愛すぎて
他のやつに見せたくない……
あなたのローマ字2文字_໒꒱
そんな大袈裟な、笑
ya_✟
事実だし
 そんなに私を外に出したくないのか。笑

 ゆあんくん、裏になると途端にベタベタ
 甘えてくるのはいつものことなんだけど
 こうやって独占欲丸出しにするのも
 よくあるんだよなぁ。

 意外と束縛強めなんだよね。
 全然いいんだけど。
ya_✟
外出るな〜っ……
あなたのローマ字2文字_໒꒱
やーだ
ya_✟
なんで⁇   全部俺がやるって___
あなたのローマ字2文字_໒꒱
だって外出れなくなっちゃったらゆあんくんとデートできなくなるじゃん
ya_✟
………
 私、こうやって家でイチャイチャするのも
 大好きだけど、外でゆあんくんといろんな
 とこ巡って楽しみたい。

 そう思っちゃダメ………かなぁ?
ya_✟
好き
あなたのローマ字2文字_໒꒱
私も
 背中に頭をぐりぐりと
 擦り付けてくるゆあんくん。

 ふと、後ろを見ればぴょこんぴょこんに
 髪が跳ねまくっていた。
あなたのローマ字2文字_໒꒱
ぷっw
寝起きみた〜い、笑
 私がぴょこんと跳ねるゆあんくんの
 髪を手ぐしでといていると不意にゆあんくん
 がポツリ、と独り言を漏らした。
ya_✟
あなたは、なんで俺と
一緒にいてくれるの?
あなたのローマ字2文字_໒꒱
え? そんなの決まってるじゃん。
好きだからだよ?
 なにわかりきったこと聞いてるんだろうって
 目でゆあんくんを見つめるとゆあんくんは
 なぜか眉根を寄せて苦しそうな顔をしていた。
ya_✟
だって俺、外じゃ反応最悪じゃん
あなたのローマ字2文字_໒꒱
まー、そうだねぇ
ya_✟
ゔ……
あなたのローマ字2文字_໒꒱
でもさ、それもいいんじゃん
ya_✟
え?
あなたのローマ字2文字_໒꒱
普段塩なゆあんくんが2人きりの時だけベタベタに甘えてくる。それがギャップ萌え? ってやつなんだよ、きっと
あなたのローマ字2文字_໒꒱
私はそれでいいと思ってるし、
それで満足してる。
ゆあんくんは、人前でできなくて
溜まったストレスをぜ〜んぶ私に
ぶつけて、甘えてきていいんだよ?
あなたのローマ字2文字_໒꒱
これでも私は、ちゃんと先輩だからさ
 そう言ってはにかむように笑うと
 ゆあんくんは目をしきりにパチパチ
 させてからふにゃっ、と顔を綻ばした。

 それはそれは天使みたいに可愛らしく
 あどけなく、愛しい微笑みで。

 その微笑みに心臓がトク、トク、トク………と
 どんどん鼓動を早くさせる。
ya_✟
好き、大好き。
もうあなたしか見れない。
というか、あなたしか見えない
あなたのローマ字2文字_໒꒱
ふはっ。w
奇遇だね、私もだよ!
 そう言うとゆあんくんは
 私をヒョイっと持ち上げた。
 突然のことで、流石の私も驚いてしまう。
あなたのローマ字2文字_໒꒱
わっ⁈
 そういってベッドの方まで持ってかれて
 丁寧に優しく下される。
あなたのローマ字2文字_໒꒱
どうしたの、ゆあんく___
 私が何かを言い終わるよりも前に
 ゆあんくんの唇で蓋をされる。
あなたのローマ字2文字_໒꒱
んんっ…
ya_✟
ん……
 驚いて少し身を引くとそれを逃すまいと
 更に近づけられる顔。

 私の味を堪能するかの様に長く、深く
 キスをしてくるゆあんくん。

 次第に頭がボーッとしてきた時に
 ゆあんくんはやっと顔を離した。
あなたのローマ字2文字_໒꒱
…ぷはっ………///
ya_✟
ふー……///
 少しとろん、と垂れた私の目をゆあんくんの
 大きな瞳が見つめてきて。

 やがてその瞳はニッと細められると
 吐息混じりの言葉でこう紡がれた。
ya_✟
俺は誓うよ。
あなたしか愛せない、ってね♡





























 表は塩で
 裏は甘々。














 ギャップのある私の彼氏は
 今日も私を沼らせていく。



























 ゆあんくん、私も誓うよ。
 君しか見えないし、愛せない。ってね?♡


























            〝 表 〟と〝 裏 〟 【完】




















 
sa_໒꒱
sa_໒꒱
家では甘々のドロドロに甘やかして
くれるゆあんくんが大好き♡
sa_໒꒱
sa_໒꒱
ギャップ萌えっていいですよね
sa_໒꒱
sa_໒꒱
うん。
sa_໒꒱
sa_໒꒱
……あ、今回の依頼も楽しく
書かせていただきました!(‎(ˆ ̳ , ̫ , ̳ˆ)
sa_໒꒱
sa_໒꒱
次のリクエストも楽しみ〜!
sa_໒꒱
sa_໒꒱
ヾ(*ˊᗜˋ*)
 



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