第4話

前日
12
2026/05/31 16:28 更新
※虎杖が心臓引き抜かれる前に話してる体です

虎杖 悠仁
ね、○○さん
○○
んー?
虎杖 悠仁
京都校って怖い人居る?


昼休み。
高専の共有スペースで、悠仁が真顔で聞いてきた。
味噌汁を啜りながら少し考える。

○○
居る
虎杖 悠仁
えっまじ!?
○○
筋肉のデカイ人
伏黒 恵
あー東堂先輩か......


隣で恵が嫌そうな顔をした。
どうやら既に面識はあるらしい。

○○
あと真面目に怖いのは歌姫パイセン
五条 悟
それ本人の前で言わないでよね〜
五条 悟
めんどくさいんだから


後ろから聞こえた声に振り返る。
五条さんだ。

五条 悟
あ、言いつけてもっとめんどくさいことにする?
○○
それは勘弁


この人、本当にろくなことしない。
五条さんはそのまま、悠仁たちの隣に座り込んだ。

五条 悟
みんな準備どう?
虎杖 悠仁
準備?
五条 悟
ほら交流会
虎杖 悠仁
ああ、まぁまぁ...
五条 悟
えー微妙?
虎杖 悠仁
なんか色々ありすぎて......


それはそう。
私ですら最近は報告書の量が増えて嫌になってる。
特にここ数週間。
妙に呪詛師の動きが活発だった。
単発じゃない。
誰かが裏で動かしてるように、現場が妙に噛み合っている。
上も少し警戒している。
......まぁ。
呪術界は大体いつも嫌な予感してるけど。

虎杖 悠仁
○○さん交流会どこ担当っすか?


悠仁に聞かれ、「あー」と適当に返す。

○○
警備補佐
○○
たぶん雑務
伏黒 恵
...五条先生のせいですか
○○
なんで分かった
伏黒 恵
○○
ンフッww


思わず吹き出した。
恵まで少し口元を緩めている。
その瞬間。

○○
......


微量。
でも確かに呪力を感じる。
箸を止めて、視線を窓へ向ける。
高専の結界内。
木々が揺れてるだけ。
異常はない。
でも。

虎杖 悠仁
○○さん?


悠仁の声で我に返る。

○○
...いや


気のせいかもしれない。
最近はずっと現場続き。
だから感覚が過敏になってるだけ。
そう思った瞬間。
ポケットの無線が鳴る。

伊地知 潔高
『至急、正門付近確認願います』
○○
『伊地知さん?』
伊地知 潔高
『結界外で低級呪霊確認』
伊地知 潔高
『ですが様子が...少し妙で』


すぐに椅子を引く。

○○
行ってきます
五条 悟
僕も行こうか?
○○
いえ、低級なら私だけで十分です
○○
まあでも...何かあったら助けてください


そう言いながら共有スペースを出る。
廊下を歩く速度が自然と速くなる。
低級呪霊。
本来なら騒ぐほどじゃない。
問題は"妙"という言葉。
外の空気は少し冷えていた。
正門が近づくにつれ、眉が寄っていく。
いる。
1体じゃない。
2体、3体。
低級。
なのに____

○○
なんで高専に寄ってきてるわけ?


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