あなた side
ありえない、だって、
明らかに若かった、若作りとかそんなレベルじゃない
心配する先生の顔を見て、どこか安心した
最近は使わない煙草の箱を手元に感じながら帰った
相澤 side
あなたの話が本当なら、1度会ってみないといけない
北川先生、中学の前で出待ちかな
家とは反対の方向に足を進めた
はらり、雪が降った
来る人来る人、教師が増えてきて
もし北川先生がいるならと探していた
もう帰ろうか、と思ったその時
かつり、ヒールの音が、一段と大きく響く
ストレートだった黒髪ではなく
ふわりとした茶髪の髪が揺れた
真っ直ぐだった青い瞳ではなく
丸い紫の瞳を大きく見開いて
少し低くなった背と、高くなった声
それでも貴方は、どうしようもなく
俺の恩師だったんだ
でも、嘘をつく時に右を向く癖も
口調も、全然変われていない
まっすぐ、瞳を射抜いた
風が吹く、揺れる、逃げたくなる
観念したように手招きして、学校の石段にすわる
気になっていることは沢山あるが、まずは。
丁寧すぎる物言いに、2人揃って吹き出した
交換宣伝です!
設定からとても引き込まれました!
荼毘くんや一途な恋が好きな人は
是非見てください!
よろしくお願いします!













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!