第8話

#7.
315
2025/12/26 06:33 更新
翌日。

起きると昨日までより少しだけ気持ちが晴れていた。

あのカフェのおかげだろうか。

今日廣瀨と池亀も連れて行こうかな、とも思ったけどやめた。

あの店を知ってるのは私一人がいいから。

少し場違いな独占欲だ。

独占欲というのも違うかもしれないが。


7 : 02 既読 2 " 今日は行けそう "
7 : 02 既読 2 " 心配かけてごめん " あなた


2人にLINEを送る。

すぐに既読が着いて返事が来る。


まなと " まじ !? 良かった !! " 7 : 03

J " 謝らないでいいよ、待ってるね " 7 : 03


初めての友達が2人で良かった。

改めてそう思う。

制服を着て準備を進めていると、机の上の壮大の写真が目に入る。
あなた
………いってきます。
誰にも届くはずの無い言葉を呟く。

馬鹿らしくなり、久々にヘッドホンをつけて家を出た。
教室に入るとうるさいのが1名。

あとその保護者。
🐧
ねーJ、あなたちゃんほんとに大丈夫かな ??
🐢
大丈夫でしょ、そんなくだらない嘘ついてどうするって言うの


私が教室に入ると2人が気づく。

🐧
あ !! あなたちゃん !!!!
🐢
あなたちゃん、おはよ
あなた
おはよ、2人とも。
🐧
ほんとに大丈夫 ?? 辛かったらいつでも言ってね !!
あなた
大丈夫大丈夫  
🐢
無事で何よりだよ
あなた
誰目線なの お前は

そんなこんなで2人に心配されつつ、休んでる間のノートを写させてもらう。

またあのカフェに行こうか、そんなことを考えていた。

しばらくあまり眠れていなかったからか、珍しく授業中に眠ってしまった。

〘 with memories of the moonlight 〙

そんな静かなメロディーで目が覚める。

とっくに授業は終わっていて、あろうことか廣瀨と池亀が私の顔を覗き込んでいた。
あなた
……え、なにきも
🐧
え、ひどくね !?
🐢
あ … いや、よく寝てたから。
休んでる間 あんま寝れて無かったの ??
🐧
ねぇ無視 !?
あなた
はは、バレた ?
最近 寝付き良くないんだよね
🐧
もういいよ …
🐢
…じゃあ今日、どっか行くか
あなた
そーするか … どこ行く ?
🐧
あ !! ねぇねぇねぇ !!
🐢
却下
🐧
まだ何も言ってないんだけど

いつも通りの2人だ。

壮大とのこと、色々聞かれるかなとか思ってたけど

本当にいつも通り。
🐢
えー じゃあいいよ、どこ行きたいの

廣瀨が目を輝かせて言う。
🐧
俺の友達が働いてるカフェ !!

一瞬時が止まる。

池亀は嘘だろ、という顔で廣瀨を見つめる。
🐢
真人、お前この間それで失敗したじゃん
あなた
流石に阿呆
🐧
え !? いやいや今回は大丈夫だよ !?
🐧
ついこの間オープンしたばっかりの店で、

自慢げに話し続ける廣瀨。
🐧
家庭の事情とかで学校に行けてない高校生が運営してるんだ !!

…………もしかして。
あなた
…ごめん廣瀨、なんて名前の店 ?

昨日のカフェ ?
🐧
えーっと … あ !!






















🐧
" Cafe BESTY "   !!!










間違いない。昨日のカフェだ。

まさかあのカフェの人達が2人の知り合いだなんて。

それに、昨日私が知りたかったことも知れた。

" 家庭の事情で "

場違いだが少し安心した。

何故かはわからないけど。
🐢
あぁ、礼王たちのとこか
🐢
どうするあなたちゃん、行く ?

やさしく問いかけてくる池亀。

昨日また行くとは言ったけど、こんなすぐ行くことになるとは。

…………………まぁ、悪くはない。
あなた
うん、行く。

廣瀨が目を輝かせる。

今日は昨日食べられなかったアップルパイを食べようかな。

きっとあの店は、何を食べても美味しい。
☆50ありがとうございます🎀🪄
展開ぐちゃぐちゃでキモイかもですけど , これからも読んでくださると光栄です‼️

プリ小説オーディオドラマ