こいつが ... テストで満点 !?
俺は驚きを隠せなかった 。
だってこのテストは俺でも苦戦して
やっとのこと取れた満点なんだから 。
なのにこいつは余裕そうな顔をして
先生から解答用紙を受け取って
自分の席へ戻って行った 。
そんな事があってから 、
ほぼ毎回テストが返される度に
と色んな先生から
言われるようになった 。
とも思ってしまった 。
いや 、 思うしか無かった 。
だって 「 同じ高校に行きたい 」って
目を輝かせて言われた日以来 、
急にこいつの成績が伸びたから 。
でも今更 ... 今更同じとこなんて
だって過去の成績は変わらない訳だし
もしかしたら 、
過去の成績見せたら
受験すらさせて貰えないんじゃ ... 。
そんなことを思いながら 、
教室へ忘れ物を取りに行こうとした時
教室から 、 ほとけと担任の先生の
声が聞こえてきた 。
と思い 、 俺は呆れながら
教室へ入ろうとした時 、
二人の会話が聞こえてきた 。
俺はピクっとして 、
教室の前に立ち止まった 。
将来の夢 ... ?
ほとけからは一切
聞いたことない言葉だった 。
この15年間 、 出会った時から
ずっと一緒に過ごしてきたけど
将来の夢なんか話したこと無かった 。
俺は気になり更に
耳を二人の会話の方に向けた 。
「 実は僕 、 親がいないんです 。 」
... いや 、 え ?
一瞬時が止まったかのように
俺の思考は停止した 。
親が ... いない ?
いや 、 嘘だろ ... w
前 ... 居たよな ? w
幼い頃 、 一緒に遊んだ時も
隣にずっとおったよな ??
考えれば考えるほど 、
俺はその言葉の意味が
全くわからなかった ──── 。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。