朝 、窓から差し込む日差しで目が覚める
昨日のこともあってか体が
だいぶ楽になった感じがする 。
そう思い 、 学校へ行く支度を始める 。
両親は相変わらず朝早くに
仕事で家を出て行ったみたい 。
テーブルの上には母さんが
残したメモとご飯が置いてあった。
一人で朝ごはんを食べる 。
寂しいけど慣れてる 。
昔っからずっとそうだったから 。
物心がついた頃には既に一人だった 。
家にいる時はほとんど1人 。
両親が居たとしても 、 俺の方なんて
見向きもせずに仕事のことばかり 。
そういう時 、 いっつも思う 。
不意にそう発した言葉のすぐ後に
インターホンが家中に鳴り響いた 。
と 、 聞き覚えのある声が
インターホンから聞こえてきた
そう言いながら 、 インターホンを覗くと
ほとけの隣に 、 俺の大っ嫌いな人が
立っているのを見てしまった ──── 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!